【#kiramune】
— Kiramune(キラ&ミューン) (@Kiramune_twit) 2025年5月11日
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Kiramune Music Festival 2025
無事2日間終了✨
本当にありがとうございました!!!
\#キラフェス2025#KiraFes2025#KMF2025 pic.twitter.com/RGKxSWSF4W
男性声優レーベル・Kiramuneの恒例大型ライブイベント、『Kiramune Music Festival 2025』(キラフェス2025)を横アリにて鑑賞。2023年から通い始め、今年は初の2Daysフル参加でした。
全体所感
23年は自分にとって初キラフェス、24年は周年+入野さん(自担)卒業回というトピックがあったので、今回は3年目にして初めての「通常営業のキラフェス」という形になりました。故に?構成等の面ではもう一声……!と感じる部分もありつつ、それでもやっぱり各組のパフォーマンスはとても面白い。なので、今年もしっかりと楽しむことができました。
神谷さんがMCで「メンバーそれぞれがソロライブ等で培ってきたものをぶつける場所」と仰られていましたが、私自身この1年で(全員ではないながらも)各メンバーのソロライブに足を運んでいたこともあり、その言葉を実感できるキラフェスでもあったなと思います。
各メンバー感想
SparQlew
前半:今日も世界の片隅で→【Day1】Future+【Day2】レジリエンス→Vision
後半:コースター→Bang!!!!→Antitrust xx→Treasure
「今日も世界の片隅で」はリリース当初からこれはキラフェスのトリで決まりだろ!と思っていたら、トップバッターの方に配置されてました。なんにせよ良いところに使われているのは変わらないので嬉しい。C&Rも多い曲なので、一気にテンションが引き上げられました。レーザー演出や前半の白衣装と合わさって、何となくサイバー感みたいなものが出ていたのも良かったです。それから前半パートでいうと、日替わり枠の2日目に「レジリエンス」を持ってきて冒頭の"Restart"のところを"Day2!"にアレンジしてたのが最高のサプライズでした。めちゃめちゃテンション上がった。
パフォーマンスについては、もう手放しで絶賛したいレベル。振りがどんどんレベルアップしていてダンスリハが大変だということを(主に特定のメンバー(推し)が笑)よく話してましたが、本番のパフォーマンスは振り付けこそ複雑ながらむしろ「余裕」を感じさせる抜け感あるダンスなのが個人的に好きなところです。というか本当に、SparQlewでステージに立ってるときの瞬さんから出てくるあの異常なカッコよさはなんなんですか?ありがとうございます。
全体的に最新ミニアルバム『Dear』からの選曲が多いセットリストで、かつ満足度が高いのはSparQlewが未だ進化の中にいるように感じられてとても良かったと思います。が、欲を言えばかの名盤『evergreen』からももっとキラフェスに持ってきてくれていいんだよというのは思うところ。例年4人体制の曲メイン+懐かし枠に『Bring it on!』から、となりがちなので……。今年は5人時代からの選曲は「Treasure」だったので、いつもの初々しさを振り返る感じとの違いはちゃんと出ていて良かったですけどね。
吉野裕行
前半:オレがオマエでオマエがオレで→JUMP JAM JUMP→【Day1】ブルーラグーンに恋して【Day2】It's a Show Time
後半:雨のアルペジオ→カリスマ→Discord
よっちんさんは昨年が初日のみだったので、今年は両日フル出演でご本人もとても楽しそうにされていたのが何より嬉しい。「オレがオマエで~」の"オーバー40"が"オーバー50"になったわけですが、そこでニヤリと笑いながら自分を指していたのがとてもカッコいい!こういった歌詞アレンジだったり、客席煽りなどのライブならではの盛り上げがひときわ上手い印象があります。アリーナスタンド問題*1は横アリが悪い笑。
楽曲については比較的予習が甘い方のアーティストではあるものの、それこそ「オレがオマエで~」だったり「カリスマ」だったりは把握できてる曲だったのでありがたかったです。発表済みのソロライブにも足を運ぶ予定なので、そこも含めて勉強していきたい。
江口拓也
前半:SŌIUMONDA→Love Loser→ハローグッバイ
後半:酒クズメドレー(Carnival~Good Unite Infinity~HRC)→ダxダxダ
前半はかなり小ぎれいにまとまった選曲だなと思いました。「小ぎれい」とか言ってしまいたくなるのはまあ、後半戦に控えていたあれやこれやがアーティストの印象として強すぎるからなんですが笑。特に「ハローグッバイ」の2Aの掛け合いのところはとても好きだなあと。綺麗なGUI曲ですね。
そして、公演全体で間違いなく最大の瞬間風速をたたき出したのが問題の後半戦。Carnivalがワンハーフになっていたところで察しましたが、ついにGUI曲3つがまとめて襲い掛かってきました。いやー叫んだ叫んだ。からの、まさかの新曲GUI曲「ダxダxダ」*2。ひたすら笑いながらコールする楽しい時間でした。「酒飲みだけどダメですか?」←何が"だけど"なのかわからんくて笑う。
柿原徹也
前半:Binary Star!→ラヴラヴ☆ギャンブル→【Day1】フリークラッカー(新曲)【Day2】MAE(新曲)
後半:MUSE'ic FIGHTER→青嵐→咲いちゃいな→トラベラー
前半の登場順で書いてるのでここで来ますが、今回は何と言っても本編トリというのが大きなトピックでした。ラストに持ってきた曲は「トラベラー」。2016年のキラフェスを映像で見た時に「飛行機雲」で〆るアンコールがすごく印象的だったので、今回それを継承した「トラベラー」のコーラス部分を本編トリとして歌えたのがとても嬉しかったです。
また、演出面ではOKAKI BANDによる演奏映像をメインモニターに映すという試みもありました。ときおり背後のモニターを見て愛おしそうに笑いながら歌う柿原さんの姿からは、本当にバンドメンバーが好きなんだなというのが伝わってくる。これがソロライブから連なる柿原さんの個性なんだなとこちらも暖かい気持ちになりました。
セットリストは最新ミニアルバムの楽曲が中心なので予習ばっちり楽しめましたし、今回告知のあったフルアルバムからの先行か日替わりで2曲の新曲を披露するのも嬉しいサプライズでした。Day1が睦月曲・Day2が佐伯曲ということで初見でも楽しめる安心安定の制作陣ですし、公演当日即先行配信というスピード感もありがたいです。
神谷浩史
前半:主人公になる物語→ワヲ!→ハッピーハレーション(新曲/ひろしとハレヨンくん)
後半:ironic truth→パラレルピンチョス→ソーシャルネット・ワーカホリック→【Day1】Messenger【Day2】Nice Cloud
「主人公になる物語」はソロライブでも冒頭に使われた曲。その時にも紗幕を用いて映像演出に注力していましたが、今回は横アリのモニター&リフターが使えるということでより印象に残る見せ方になっていたんじゃないかなと思います。というか、この曲すごく良い曲だな!?もともと良い曲だとは思ってましたが、会場の規模がさらに大きくなったことで楽曲の持つ壮大さもより引き立ったように思いました。
Kiramuneの中でも特に「かわいい」が武器なのってやっぱり神谷さんなんだよな……というのを実感したのはハレヨンくんとのデュエット新曲である「ハッピーハレーション」。おっきいマスコットと一緒に歌う声優さんはとても可愛いですからね。サビで簡単な振りを会場全体で踊るやつも個人的にツボです。それから、全体的なステージングの上手さというのか、会場全体に向かってパフォーマンスをしていた印象が強いのも神谷さんでした。ワヲ!が顕著だったかな?今年は公演全体を通して"見る/魅せる"パフォーマンスが多かった印象があるのですが、その中で(江口さんと並んで)会場を盛り上げる役回りを担ってくれていてありがたかったです。
岡本信彦
前半:KING→Like a masquerade→Knight's Courage→【Day1】Fondant【Day2】キミ足りないっ
後半:万華鏡(新曲)→HOLY HOLY(和風アレンジ)→雷光
今年のノブくんは前半がゴシック系のダンス、後半が和風のダンスでした。初日の後半では登場直前に帯刀した鬼がスタンバイに向かっているのが見えて、「まさか……やるのか!?キラフェスで"アレ"を!?」となったのはまさにソロライブに行った効果が最大限に発揮されたポイント。というわけで後半はサポートスタッフ、そしてよっちんさん(と、日曜は江口さんも)を巻き込んでの"百人斬り"が行われました。GUIの時に江口さんに絡みに行ったのと合わせて、今年のコラボはほぼほぼノブくん絡みだったのでは?やっぱりせっかく集まってライブをやるならコラボ系は多いほどいいなと思っているので、そこが一番ありがたかったです*3。
ところで、しれっと新曲をやっているのにリリース関連の告知が無かったので、次の活動予告も楽しみにお待ちしてます!
浪川大輔
前半:暁→恋花火→LIGHT RAY
後半:プロペラ→デリンジャー→【Day1】Again【Day2】Elements
ひとまず事実として正直に言うんですが、「プロペラ」以外の曲が会場で聴いてるときは全く分からなかった……これはひとえに私の予習不足なのでごめんなさい!というか、「予習のためのリスニング」をあまりしないので(←これが良くないのだとは思う)15年ものキャリアがあるとなかなか。とはいえ、箱推しを名乗るならこういうライブを楽曲との出会いとする形でも少しずつ馴染ませていきたいと改めて思いました。言われてみればElementsとかは聞いたことあるな。
前半は和風曲ということでコンセプトがわかりやすかったですし、全体では少なめだったトロッコ移動も印象的。キメのハイキックもカッコよく、流石のステージングで楽曲を知らずとも楽しめるポイントも多々あったのがありがたかったです。
Uncle Bomb
後半:Party Star→パンダ先生
後半ブロックのみ登場。実は去年都合によりキラフェスのあんぼむパートを見逃していたので、横アリで見るのは2年ぶり。逆に今年はKAmiYUが無かったので、やっぱりデュオユニットって良さがあるよなあ……というのを一身に背負ってました。TrignalとかSparQlewとかのグループ感とはまた違う魅力がね。あるよね。
こちらも今年の初めにソロライブに行ったので「パンダ先生」の予習はそこでバッチリでした。ソロライブでは客席内の小島ステージで歌う熱気あふれるパフォーマンスで、今回は最終的にパンダの着ぐるみが登場するバラエティ感あるパフォーマンスというギャップも面白かったです。
その他全体パート
Kiramuneスペシャルメドレー
Endless Notes~Get Together!~EVER DREAM~キズナファンファーレ
昨年に引き続き、前半後半の折り返しで全員歌唱のメドレー。昨年はここがメンバー楽曲でのコラボメドレーでアンコールが全体曲メドレーでしたが、今年はこっちに全体曲メドレーが来ました。が、欲張りを承知で本音を言えば入野さんやTrignalやCONNECT兄さんの曲を盛り込んで欲しかったなと思ったり。もちろん今年は周年でもない通常キラフェスなので、例年やってないことはやらないのが普通なんですけどね。それぞれに事情はありますし今回の出演メンバーでも十分に楽しめてはいるものの、お休みメンバーの存在感も感じられるポイントがあったらより嬉しいなという願望だけ書き残しておきます(あと、単純にフェスなので「その場限りのコラボやカバーやシャッフル」はもっとあるともっともっと嬉しいという欲もあります)。
しかしながら全体曲ももちろん名曲揃いなので、メドレー自体はやっぱり楽しい。2日目はアリーナ(2F)後方席だったので、ちょうどトロッコ上で勢ぞろいしてしばらく歌っているのを結構近い距離で見られました。「Get Together!」のサビの振りが楽しいな~と改めて思ったので、来年までにもっと完璧にしておきます。
アンコール
メドレー(HIYAKE!ダンシング(浪川)~DA-DA(SparQlew)~Love&Smile(江口)~ドリームフラッグ(吉野)~トコナツウェーブ(柿原)~ドキドキ怪盗のキッド(岡本)~VIVA LA FESTA!!(神谷))→僕らの描く未来
恒例のメドレー、今年はなんだか「夏」を感じさせる曲が多かった気がします。時期的にはやや早いですが、フェスの盛り上がりにはとても合っているテーマでした。推し組だとSparQlewの「DA-DA」は曲調・歌詞ともにアンコールにぴったりですし、入野さんスタイルを継承しビバラの歌唱を放棄する神谷さんがキラフェスでも見られたのが嬉しい。これ7月のKAmiYU本気で歌詞覚えていかないとまずいな?
ちょっと寂しかったのは、今年は基本的に単独パフォーマンスになっていたこと。アンコールのメドレーは例年コラボでやれていたポイントだと思うので、来年以降はまた絡みが復活してくれたら嬉しいなと強く思います。
締めくくりはもちろん「僕らの描く未来」。こちらの入野さんのパートは基本的に江口さんが歌っていました。それから、神谷さんの恒例の煽りである「俺たちともうちょっと遊ぼうぜ!」のところも江口さんがやっていて、ほんのりと「継承」のようなものを感じられて心がアツくなったりもしました。15周年を超えて20周年に向かっていくKiramune。10周年から15周年の間にもいろいろあったように思わぬ壁もまたあるかもしれませんが、まだまだたくさんのキラキラエンターテインメントを届けてくれると信じてます。
まとめ
なにせ5時間に迫る公演×2daysなので長くなりましたが、以上キラフェス感想でした。
先に少しマイナス寄りの感想を消化すると、今年に関してはコラボの少なさがやはり目立ったように感じています。長時間公演にも関わらず「気付いたら終わっていた」のは各組のパフォーマンスが楽しかったからに他ならないのですが、逆に言うと各アーティストのライブをギュッとしたものが本当にシンプルに次々出てくる感じだったので、ライブ全体の起伏はもっとあって良いのかも。個人的には10周年でやってたオープニングのワンコーラスメドレーとかシャッフルメドレーは毎年やって欲しいくらいなんですが、この手の不満に関しては基本的にそうなっている理由があるんだろうとも思っているので、あくまでもひっそりした願望に留めておこうとも思ってます。
今年の魅力は、繰り返しになりますがメンバーそれぞれのパートにソロライブから引き継いだ個性が見えるところだったのかなと。それから、個人的には単純に知っている曲が増えて数年前よりセットリストの理解度もグッと上がってますし、やはり通い続けることで増える魅力もあるのだなとも感じました。「この規模でライブがやれることは当たり前ではない」ということをMCでもたびたび話されてましたが、やはりこれからもキラフェスは続いていって欲しいですし、続く限り通いたいなとも思います。もちろん負担にはならないでほしいですが、来年はどうかTrignalも揃ってのキラフェスが見られますように!