しちさん21 (hatena)

アニメや特撮系を中心に、楽曲・映画・イベントなどの感想を書きます。

【アニメ感想】『放課後のプレアデス』#4「ソの夢」

予想通りというか予定通りというか、さっそくブログを2週間くらい放置してるのでアニオタらしくアニメの感想でも書こうかなと。春の新作アニメも5・6週目となり好きな作品が見えてきたころですが、今回はだんだん体になじんできたアニメ『放課後のプレアデス』より、非常に好みだった第4話の感想です。 あ、最初に書いた方が目につきやすいと思うので先に言っておくと5/16(土)の20:00から1~5話の振り返りニコ生一挙(http://live.nicovideo.jp/watch/lv220948724)があるので多少なりとも宣伝になるといいなあと思ってのチョイスでもあります。ギリッギリだけど。

放課後のプレアデス』について
最初なので一応作品についても。もともと自動車ブランド「スバル」のプロモーション企画として、スバルとアニメスタジオ「ガイナックス」のコラボで製作されたWebアニメが原型となった作品です。ちなみにこのWeb版はBDも出ましたが本編は5/15現在も公式チャンネルで無料配信中。その作品が4年の時を経てTVアニメになったよっていうアニメ。スタッフは一部変更がありましたがキャラクターやキャスト、主な設定はWeb版から引き継ぎ、TV版になるにあたって作り直されています。(TV1話がWeb版の再構成な感じだった) 

簡単にあらすじを言うと、宇宙船が壊れてしまって困っているかわいそうな宇宙人・プレアデス星人を助けるため召喚された5人の少女が、宇宙船のエンジンのカケラを集めながら少しずつ成長していく…という、所謂魔法少女的な作品。ちなみに3話で頭食われたりはしなかったのでそういう心配はしなくていいと思います。まあ詳しくは公式サイトや無料配信されている第1話(http://www.nicovideo.jp/watch/1428898357)を見るほうがわかりやすいかと…


では、そろそろ本題である4話感想に入ります。 

以下公式サイトよりあらすじ引用。

第4話『ソの夢』 

脚本:浦畑 達彦、森 悠、佐伯 昭志/絵コンテ:春藤 佳奈、佐伯 昭志/演出:吉田 徹/作画監督:西村 真理子

成層圏まで行くことが出来るようになったすばる達。だが、次のカケラはなんと月の衛星の軌道上に出現した。すばる達は、ひかるの一言をきっかけに月へ行く為の特訓を始めることに。一方、ひかるの両親による「宇宙にピアノの音を届ける」プロジェクトが進行しているのだが…

以上、引用終わり。

1~3話までで設定説明はだいたい終わり、今回は個人回のターン。黄色のCV牧野由依こと、ひかるちゃんに焦点が当てられた回です。


OP後の絶対音感のシーン
「ソ以外全部」→「ソの夢」というサブタイトルの出し方がとってもツボ。基本的にプレアデスのサブタイトルは画面が凝ってて好きなんですけどね。そして今週はここに限らず会話のテンポがものすごくいい。「月だぞ!?月!!」「月の月だよ」とか「星に導かれたからだ」「私も何かに導かれたのかも…」「だったら私が導いてやるよ!」とか。

Aパート、演奏会の話題。
「宇宙に向けて音楽を届ける」…いやあロマンチックですね。この時点で既に勝ったようなものですね。(謎)
 

特訓シーン
会長ホントかわいいな…ところで通訳のななこさん、なんで通訳できてるんだろうと公式サイトを見たら「語学に堪能」というなかなか力強い設定でビックリしました。今のところは通訳の印象が強いですが、そのうち個人回あるんでしょうか。


恒例となっているみなとくんとの問答シーン。「君は自分の気持ちを言葉にできる?」「自分では気づかないうちに鍵をかけている扉もある。」
これは自分が音を足した曲を聴くことができないひかるのことでいいんでしょうか。こういうところの読解力がほしいなあ。

ひかるの家、父が自宅にいることに気付いたひかるはメッセージボードに「学校→月!」と書き残し家を出る。
この「月!」の「!」いいですよね。直後の笑顔も含め年相応の女の子なんだというのが表れてると思います。

Bパート。すばる達は月へと向かい、天文台でのひかるの両親の電話。
「あの子がいままで私たちにウソついたことある?」はみなとくんのシーンとも関連してですかね。

月にてカケラを発見、そしてこちらも恒例の角マント登場。すばるが吹っ飛ばされ、ひかるも受け止めに行ったことにより魔法陣が崩れる。
角マントくんはすっかりポンコツ感をまといだしましたね…最初からだった気もするけど。そして吹っ飛ばされたすばるはひかるに受け止められて「ゴリゴリして痛い」などと精神攻撃。「魔法陣が崩れるー」の棒読み感がよいですね。

ひかるの夢。アホの子すばるとお菓子の月。
いままでごちゃごちゃ言ってきましたが、こっから先がとにかく好きっていう話をしたかったんです。
まず「深層心理が表れた夢」というのがツボ。そして音楽は父によるピアノ曲。これがまたいい。長尺で音楽として主張の強い曲を使うシーンはハマると強いですよねー。仮面ライダー555の第8話(海堂のギター)とかドキドキ!プリキュアの40話(まこぴー新曲)とか。そして「夢はなにかと都合がいいね」という言葉の通り、地球から楽譜が流れてくるのは映像としてもとても美しいです。

カケラを回収
クライマックスを飾るのは素敵な台詞回しと世界のユイマキノによる素晴らしく自然で優しい演技。
「月、おいしかったね。」。うまく言葉に出来ませんが、この台詞に今回の魅力が詰まっている気がします。とにかく見ていない方には見ていただきたい。

ひかるの両親はコンサートに娘を呼ぶことを計画、すばる達は部室へと帰還。
幼少期の出来事から父親の演奏を聴くことができなかったひかる、多忙により娘との時間が取れていなかった両親。家族の間にあったちょっとした壁が今回の出来事を通じて取り払われる…という。すごくキレイじゃあないですか。僕はこういうちょっといい話が大好きなんだ。
しかし父親の顔は普通に出すんですね。ここまで出てなかったのでちょっと意外。それともお父さんとしっかり向き合ったことを表してるのかな?と思ったけど別にひかる視点じゃないですしね。まあ声は津田健次郎さんでしたので、「俺はどっちでもいいけど」。
そして最後は部室のシーン。「つづく」の画面に台詞が重なるという最後まで僕に優しい仕様で幕を閉じるわけです。

さて、概ねこんなところです。シーンごとに感想をダラダラと羅列していってしまいました。小学生の作文で出したら怒られるやつですね。僕のこんな拙い感想文で魅力が伝わるだなんて思ってはいませんので、興味を持ってくださった方はとにかくニコ生一挙などでぜひご覧いただければ。