しちさん21 (hatena)

アニメや特撮系を中心に、楽曲・映画・イベントなどの感想を書きます。

【CD感想】斉藤恒芳『プリパラ ミュージックコレクションDX』(CD DISC2)

1ヶ月もサボっちゃった☆ごめんね☆

というわけで、TVアニメ『プリパラ』より、1年目の総決算アルバム「ミュージックコレクション」の感想つづき。これまで同様、DISC2はサントラとなっています。音楽を担当するのは『蒼穹のファフナー』『電脳コイル』『仮面ライダーキバ』などの劇伴音楽や宝塚歌劇団の楽曲を制作し、『プリティーリズム・レインボーライブ』ではりんね・ジュネという2キャラクターのキャラソンを担当した斉藤恒芳。 



[収録内容]
M1.プリパラ メインテーマ1
M2.プリパラ メインテーマ2
M3.始まりの朝
M4.寂しい夕暮れ
M5.プリチケ到着
M6.アイドルたちのパラダイス
M8.エントランスゲート(変身シーンA1)
M9.エントランスゲート(変身シーンA2)
M10.プリパラタウン
M11.悪巧み
M12.風紀委員の遅刻チェック
M13.恐怖の大神田グロリア
M14.仮病のクマの泣き落とし
M15.ステージへ(変身シーンB)
M16.アイドルの基本とは
M17.どよ〜んと落ち込み
M18.ダメそふぃ
M19.追っ掛けっこ
M20.みつかってしまう⁉︎
M21.そふぃのアイドルオーラ
M22.ガーディアンの鉄壁ガード
M23.あこがれの先輩
M24.楽しい想い出
M25.必死の捜索
M26.自信が芽生えて
M27.ライバル登場
M28.うまく行かない
M29.夢がやってきた
M30.嵐が来る
M31.友情が生まれる
M32.勇気をくれる先輩
M33.何かが始まる予感
M34.明るく楽しいエンディング
M35.行け行けGoGoなエンディング
M36.南風紀委員長
M37.グロリア校長のテーマ
M38.元気で明るい曲①
M39.元気で明るい曲②
M40.結成式
M41.シオン 囲碁のイメージ 賑やかver.
M42.プリパラ テーマ曲
M43.グロリア校長とママの悲しい過去
M44.グロリア校長とママの和解

[クレジット]
Orchestration, All Keyboards, Programming & Arrangement:Tsuneyoshi saito

Orchestral Recording & Mix Engineer:Yoichiro kano at Studio Sound City/Sound Valley/LAB recorders

SOUND PRODUCED by Tsuneyoshi saito

PRODUCED & DIRECTED by Yasunori Mori (Space Craft Produce)

[感想]
曲の良さもさることながら、長期シリーズということもあって馴染みのある曲が多いように思います。特にライブ前バンクシーンの「エントランスゲート(変身シーンA1)」や「プリパラッ♪」のスキャットで1話冒頭から視聴者に強烈なインパクトを与えた「行け行けGoGoなエンディング」などは普段サントラ曲を聴かない人でも盛り上がるのではないでしょうか。

のどかな日常曲、ハイテンションなコミカル曲、泣かせる曲、緊迫感にあふれた曲とバラエティ豊かに収録されていますが、全体としては優雅で上品といった印象。個人的にこういったオーケストラの劇伴は大好きです。あとはやはりいくつかの曲に入る作品名スキャットが印象的。
また、「プリチケ到着」「アイドルの基本とは」あたりが顕著ですが、1曲で様々なイメージを表す曲が多いです。どうやらこれは音響監督のナガサッキーこと長崎行男さんの方針らしいので、他の担当作も聴いてみると面白いかもしれません。

特にオススメの楽曲は「自信が芽生えて」「何かが始まる予感」の2曲。
「自信が芽生えて」は18話でそふぃ様がレオナを励ますシーンで使われた曲。アコースティックギターのイントロや笛の音のメロディは夕暮れ時のような切なさとおだやかな暖かさを持ち合わせ、非常に親しみやすい楽曲になっています。
「何かが始まる予感」は発売前からずっと楽しみにしていた曲で、12話の「終わってなんかない!」からそふぃ様脱走までの下りや36話のユニコンの水垢離あたりからのシーンで使用されていました。
静かな始まりからだんだんと盛り上がり、一瞬のタメのあと一気に爆発とまるでメインテーマのように展開する「決め」の曲。(というかこれがメインテーマだとばかり…)使われるシーンも合わせ、まさに流れを変える1曲といった感じです。

DISC1も含め大変満足度の高いCDではありますが、やはり気になるのは未収録劇伴の存在。サントラ発売後1話を見直したり各キャラソンアルバム収録のドラマパートを聴き直したりしましたが、それだけでもバンバン未収録曲が溢れてくるので残念ながら今年も未収録曲は多そうです。プリパラは諸々継続で2年目に突入したので恐らく来年も出るであろうミュージックコレクションでの収録に期待したい…のですが、2ndシーズンより斉藤恒芳さんと並び石塚玲依さんが新たに音楽担当としてクレジットされているんですよね。少し調べた限りでは両名にはこれまで特に接点はなかったようなので、共同制作というよりはなんらか(スケジュール等?)の理由から新規劇伴は全て石塚さんが担当、既存曲を使う関係で斉藤さんも並記している…というように思えます。そうなると来年のCDに収録というのは難しかったりするのかな、と。というかどうせ2年目の新曲も入りきらねーだろうしな!
そんなわけで、プリティーリズムのようにいずれコンプリートベストが出ることに期待したいです。(来年以降順次収録ならもちろん嬉しいですが…)

以上、プリパラサントラ感想でした。いやあ、書けて良かった…