しちさん21 (hatena)

アニメや特撮系を中心に、楽曲・映画・イベントなどの感想を書きます。

【ミルキィホームズTD】「法条美樹」と「歌怪盗」について。


9月11日は『探偵歌劇ミルキィホームズTD』に登場する法条美樹ちゃんの誕生日ですね。おめでとうございます。

せっかくの機会ですので、美樹ちゃんについて考察……というよりほとんど妄想の域ですが普段考えてることを書いてみようかなと。具体的には歌怪盗としての活動についてですね。


茉莉音以外のアイドルの歌を盗んだのはなぜなのか?
前提として、この辺の事件については美樹ちゃんの単独犯だと思うんですよね。そして動機もシンプルに、トップアイドルとなるために他のアイドルを蹴落とすためなのではないかと。出来心から突発的に行ったのか覚悟を決めて計画的に行ったのかはまだ考えたいのですが、私としては基本はこの方向で考えています。

美樹はなぜそうまでしてトップアイドルになりたかったのか?
これは幼馴染の茉莉音と再会したときに自分のことに気づいてもらえなかったことが原因なのではないでしょうか。
「苗字が変わっていた」ということからですが、美樹ちゃんの家庭環境というか両親の仲はあまり良くはなかったのではないかと思っていて、そんな中で美樹は茉莉音や茉莉音の母のことを実の家族のように感じていたのではないかと思うんですよね。しかし茉莉音の母は亡くなり、おそらく美樹と茉莉音は離れ離れになってしまったものと思われます。そして時は流れ、2人はアイドルとして再会した。もしかしたら、美樹はTVか何かで茉莉音を見てアイドルを目指したのかもしれません。しかし再会した茉莉音は自分のことを覚えていなかった。茉莉音が遠い世界へ行ってしまったように感じ、美樹は非常にショックだったのだと思います。そんな思いからアイドルとして茉莉音と並ぶような存在になりたいと考えるようになったのではないでしょうか。

茉莉音の事件に関して美樹はどういうスタンスだったのか?
この事件の主犯格であるエレメント・アモーレの目的は茉莉音を奇跡の歌の呪縛から解放することであり、そのために美樹のトイズを利用した形です。個人的な願望ですが、このときの美樹にはただ操られてるだけであって欲しくないんですよね。だってそんなの意思が感じられなくて悲しいじゃないですか。というわけでアモーレが美樹に話を持ちかけ、互いに同意のもとで行ったものだとして考えていきます。
アモーレ(≒茉莉音の母)は美樹にとっても事実上の親のようなものである(と思っている)というのは先に述べたとおりで、美樹がアモーレの計画に協力するのはまあわかるかなと。加えて、茉莉音に代わって『奇跡の歌』を自分が(例え一発屋のような存在となっても)歌い継いでいくと覚悟をしたのではないでしょうか。順番が前後しますが、この話を持ちかけられたからこそ早くトップアイドルとなるために他のアイドルの歌を奪い出したのかもしれません。

美樹ちゃん利用するとかアモーレ酷くない?
正直ここは私の考察(妄想)では庇いきれない部分もあるんですが、「美樹ちゃんを操って犯行に及んだ」というような発言をしていますので少なくとも犯行がバレた際には全て自分で責任をとるつもりではあったんじゃないかと。ハッキリとは描写されませんでしたが、正体がバレた美樹が逮捕されずにいられるのはアモーレが罪を被ったからなのではないでしょうか。

美樹はこれからどうなるのか?
歌怪盗事件決着編である11話の後の美樹の描写は少ないですが、12話(最終話)冒頭で事件の直後にアイドルを休業したことが明かされ、劇場版(及び公式LINEアカウント)では再びアイドルに復帰したことが示唆されました。……この間の話知りたくないですか?私は知りたい。
美樹が休業した理由を仮に「歌怪盗としてアイドルに迷惑をかけたことに対する責任をとる」だとすると、復帰するには(作中での)世間の人々、そして何より美樹自身が彼女の行いを許す必要があると思うんですよね。きっと茉莉音はもちろんマネージャーさんやプロデューサーさん、さらにはBKT元センター・千田元子さんなども含めた様々な人たちによって心変わりがあったのだと(勝手に)思っています。というわけで、いつの日かこのエピソードが実現する日があればいいなあ、という願望を最後に残しておきたいと思います(笑)

てなわけで、改めて美樹ちゃんお誕生日おめでとうございました!これからの美樹ちゃんが幸せでありますように!