しちさん21 (hatena)

アニメや特撮系を中心に、楽曲・映画・イベントなどの感想を書きます。

【歳末恒例企画】年間アニソン10選2016

タイトル通り、年間のアニソン10選。ブログでは昨年に引き続き2回目です。

選出基準は

・2016年にリリースされた楽曲
・アニメ作品のタイアップ(主題歌・劇中歌etc)、もしくはキャラクターソング(アーティスト名義がキャラ名のもの)
・同一作品からは1曲のみの選出

です。また、10選内での順位はつけていませんので、順番はアーティスト名五十音順。試聴については主に公式動画を、適当な動画がないものはiTunesの試聴をこちらのサイトを参考にパパッと埋め込んでいます。PCだとiTunesの方は音量注意したほうが良さげ。

では楽曲紹介は追記へ。文中の曲名のリンクを踏むとiTunesの配信ページへ飛びます。

1.止まらない未来/I-1 club (劇場アニメ『Wake Up,Girls! 続・劇場版 後篇 [Beyond the Bottom]』劇中歌)
作詞:只野菜摘/作曲・編曲:広川恵一(MONACA)



先日のライブで新章の制作も発表されたWake Up,Girls!の劇場版より、ライバルチームI-1 clubの楽曲。映画の公開は2015年の末なのですが、リリースは今年ということでこちらで……
Wake Up,Girls!が歌う同作主題歌「Beyond the Bottom」がアイドルらしからぬ壮大でパワフルな曲だったのに対し、こちらは作中における最強アイドルのI-1 clubらしく「アイドルソングを突き詰めた楽曲」といった印象。フュージョン調のオシャレなサウンドも恋に生きる女の子を描いた歌詞もとてもキュートであり、それでいてWUG!という作品におけるキャラクターたちの決意も感じられる素晴らしい曲でした。


 
2.BON-BONCooRie (TVアニメ『田中くんはいつもけだるげ』EDテーマ)
作詞・作曲:rino/編曲:浅田祐介
BON-BON

今年の浮遊感・中毒性枠。音作りもさることながらコーラスや間奏の不思議さがたまりません。また、弾むようなイントロはそれだけで聴いてもいいものですが、アニメでの使い方も非常に良かったので本編未見の方にはぜひ一度見ていただきたいですね。
ちなみにc/wもかなりの良曲。

3.whizTrySail (アプリ配信アニメ『暦物語』主題歌)
作詞・作曲:渡辺 翔/編曲:倉内達矢 

supercell君の知らない物語」を筆頭に神前 暁さんやミトさんによるキャラクターソングなど名曲揃いな<物語>シリーズから、渡辺 翔×倉内達矢というスマイルカンパニー鉄板タッグが担当した楽曲をセレクト。デジタル風味を交えつつキックをベースにしたサウンドで奏でられる爽やかなメロディ、そして女性声優ユニットらしい美しいファルセットやユニゾンも耳に心地よい上質ポップスです。



4.ぐーちょきパレード/とりぷる♣ふぃーりんぐ (TVアニメ『三者三葉』EDテーマ)
作詞:前田甘露/作曲:Motokiyo/編曲:渡部チェル
 

定番きららアニメの声優ユニット曲からまずは1曲、一度ハマればリピート間違いなしの四つ打ちディスコソング。こういうこちらも踊り出してしまいそうな軽快な曲は大好きですね。ちなみにアニメ自体は未見なのですが、曲中に挿入される台詞というか掛け合いが楽しく、そろそろ見たいなあと思ったりも。


5.明日でいいからHappy Clover (TVアニメ『あんハピ♪』EDテーマ)
作詞:畑 亜貴/作曲・編曲:広川恵一 (MONACA)
 

きらら楽曲2曲目は「止まらない未来」と同じくMONACA広川恵一さんによる楽曲。1曲の中に盛り上がりを作りながらも全体としては眠りに落ちていく、まどろんでいくような気持ちの良さがあり、聴き終えた時には明日も頑張ろうと前向きになれるステキな1曲です。


作詞・作曲・編曲:塚越雄一朗 (NanosizeMir)
ささやかなはじまり ~TV animation ver.~

原作ゲーム「Rewrite」のアペンド版?のEDが原曲ですが、そちらの方面には疎いものでアニメ用アレンジが全くの初聴き。兎にも角にもストリングスとピアノの美しさが大好物な1曲。壮大ではあるけれど湿っぽくはならないバランス、「ささやかなはじまり」という曲タイトルも趣があってとても好みです。


7.ドキドキの風村川梨衣 (TVアニメ『私がモテてどうすんだ』EDテーマ)
作詞:中村彼方/作曲・編曲:坂部 剛
 

今年アーティストデビューを果たした声優・村川梨衣の2ndシングル。今年はリリースがまだのものも含め声優のアーティストデビュー発表が多かったですが、個人的には村川さんはその中でもトップクラスの歌唱力という印象。高音部の伸びが素晴らしく惚れ惚れしてしまいます。ストレートにアコースティックギターとストリングスを中心とした爽やかな楽曲との相性もバッチリで、今年トップクラスの1曲だと思います。

8.Shining StarRhodanthe* (劇場公開アニメ『きんいろモザイク Pretty Days』EDテーマ)
作詞・作曲:中塚 武/編曲:上杉洋史
Shining Star

きらら3曲目は『きんいろモザイク』の劇場公開スペシャルエピソード用新曲から、EDの1曲をセレクト。作家陣は1期・2期のEDと共通で、ジャズ調のオシャレな雰囲気は引き継ぎつつも劇中では挿入歌的に使用されることもあってか良い意味で軽い、力の抜けた楽曲となっています。ボーカル的には最後の西明日香ソロの「いつまでも君は憧れの人」のところがとっても好き。
……ちなみにこの曲の使用シーン、きんモザのギャグセンスというか軽い狂気みたいなものが4分間に凝縮されていて大好きなんですが曲を聴くとときおりフラッシュバックして吹き出しそうになるのが悩みどころだったり(笑)

フライングドッグ
2016-11-09



9.Love your enemies分島花音 (劇場アニメ『selector destructed WIXOSS』主題歌)
作詞・作曲:分島花音/編曲:千葉"naotyu-"直樹

 
1期・2期に続いてselectorの締めくくりを飾るのはもちろん3度目のタッグとなる分島花音。過去2曲も素晴らしい出来でselectorという作品を視聴者に強く印象付けていましたが、今回は劇場作品の主題歌らしくそれらを上回るほどの力強さがあります。オーケストラサウンドも、それをバックにして一歩も引かない分島さんのボーカルもどちらも非常にパワフルでただただ圧倒されること間違いなしの1曲。
10.破滅の純情ワルキューレ (TVアニメ『マクロスΔ』第2クールEDテーマ)
作詞:西 直紀/作曲・編曲:コモリタミノル

マクロス』シリーズ最新作の楽曲から1つセレクト。これもアニメ本編については未見なのですが、CDショップで流れているのを聴いたときにちょっとした古さを感じさせるブラスサウンドと、力強く畳みかけるようなボーカルが刺さって関連アルバム・シングルともに一気に購入。この曲でメインボーカルを務めるJUNNAさんはまだ15,6歳だというのが驚きというか、もはや恐ろしいというか……いや、本当に素晴らしい表現力だと思います。




 
【総括】
一通り並べてまず思ったことですが、ED多いですね。ていうかほぼ全てED曲ですね……。もともと作品としては「引き」や余韻のいい作品、楽曲としてはミドルテンポのものが好きなのでどちらかといえばED曲を好む傾向にはあるんですが、ここまで偏るのは想定外でした(笑)。来年はその辺も考えたセレクトにするかもしれないです。
とはいえOPにも好きな曲はたくさんあって、「クローバー♣︎かくめーしょん」(三者三葉)、「PUNCH☆MIND☆HAPPINESS」(あんハピ♪)なんかはEDとどちらを入れるか大変悩みましたし、PUNCH〜と同じ田中秀和さんの楽曲で言えば「灼熱スイッチ」(灼熱の卓球娘)なんかも候補でした。他にも「STARTING NOW!」(この美術部には問題がある!)や「99」(モブサイコ100)、「最Ψ最好調!」(斉木楠雄のΨ難 第2クール)など、紹介したい曲は多数あります。

また今年はアニメ映画も多く……という話題で本来外せないであろう『君の名は。』は実はタイミングが合わずまだ見ていないんですが(苦笑)、ミルキィホームズの劇場版がやっていたころは毎週劇場に足を運んでいたので「激情!ミルキィ大作戦」(劇場版ミルキィホームズ主題歌)、「みんながいるから☆プリキュアオールスターズ」(プリキュア春映画主題歌)、「ドラマチックLOVE」(KING OF PRISM主題歌)などは印象深いです。selectorもこの時期でしたね。

作家に関しては、振り返ってみると広川恵一 (MONACA)さんが今年のMVPだったなあと感じます。10選にも2曲セレクトしましたが、他にもWake Up,Girls!の「HIGAWARI PRINCESS」(ツアー用楽曲/東北限定イオンCMソング)や「僕らのフロンティア」(灼熱の卓球娘ED)、WUG以外でも「So Beautiful Story」(アイカツスターズ!後期ED)など名曲を多数リリースされていました。
「ドキドキの風」の作編曲を担当された坂部 さんも以前から好きな作家さんでしたが、この曲のほか『仮面ライダーゴースト』の劇伴などもあり個人的な注目度がさらに高くなりました。歌モノ・劇伴どちらでもハイクオリティなものを作れる方だと思います。

アーティストで見ると、Rhodanthe*分島花音は2年連続の選出になりました。分島さんに関してはブログを始める前から数えると3年連続となります。去年選んだ「RIGHT LIGHT RISE」なんかはselectorシリーズの楽曲とはまた違った曲調ですが、安定してクオリティが高いのは流石の一言。Rhodanthe*は元日ライブに行ったのも印象深いですね。種田梨沙さんのお早いご快復を祈っております。
筆者イチオシのアーティストであるeyelis早見沙織の2組は今回は悩んだ末見送りましたが、ともにアルバムをリリースするなど今年も活発に活動。eyelisの「輝きの欠片」なんかはタイアップがあれば間違いなく選んでいたと思います。神のみ劇場版はよ……

というわけで、最後まで読んでくださりありがとうございました。あまり手広く聴いていたわけではないので、オススメの曲などありましたらぜひ教えていただければと思います!