しちさん21 (hatena)

アニメや特撮系を中心に、楽曲・映画・イベントなどの感想を書きます。

【アニメ感想】キラッとプリ☆チャン 第52話「ドキドキ!わくわく!ジュエルオーディション開幕だもん!」


 いよいよシーズン2開幕。このブログでは一時期ニチアサ感想という形で各話感想を書いたりもしていましたが、今週より心機一転、プリチャンに絞って各話の感想を残していきたいと思います。シーズン2の1年間続けられるように頑張ります!
 ちなみに、50話終了時点でのシーズン1総括感想はこちら

 さて、繰り返し言っておりますように今週から新シーズンのスタートということで、新キャラ・新アイテム・新主題歌・新曲ライブと数多くの「新」があるエピソードでした。
 なんと言っても目玉は新キャラです。アバンタイトルでは早速バーチャルプリチャンアイドルの「だいあ」が登場。ここが恒例化するのかはわかりませんが、ライブ前のシーンのようにCGで動きつつあらすじ紹介というのはだいあの異質感を際立たせる意味でも、アバンというちょっぴり特殊なパートを活用するメタ的な意味でも上手いやり方だなと思いました。
 そして本編中では、ホログラム映像を駆使した存在として登場。謎の「ジュエルオーディション」といい、この辺りの舞台設定や雰囲気は良くも悪くも『プリパラ』時代のテンションに近くなったな〜とは感じました。「動画配信」と「リアル路線」というのがプリチャンとプリパラの差別化のための要素ですが、アイドル要素が切っても切れないならいっそ開き直ってそちらに寄せるのもひとつの正解かなと思います。個人的には「面白ければOK」がベースの考え方なので甘い判定になりますが(笑)。

 そしてだいあといえば前回51話に引き続き、茶髪ロングの女の子が関係ありそうに登場しています……というか、OP/EDにもバリバリ登場していたので彼女も明確にメインキャラになりそうですね。単純に考えればだいあの「中の人」(そちらの文化にあまり詳しくないのですが、V的には「魂」と言うんでしょうか)、というのが浮かびます。ビジュアルからの判断になってしまいますが「内気で目立たない女の子」といったイメージですし、そうした子がバーチャルな存在となることで華やかに振舞っているとすれば何かしらのドラマは生まれそうな設定です。まずはまりあとすずからキャラを立てて行くと思いますが、メカクレちゃん(仮)の素性が明らかになる日も楽しみです。

 ディアクラウンのイチオシアイドル、金森まりあ先輩と黒川すずさんも顔見せとなりました。

 まずはまりあ先輩。どことなく夢川を彷彿とさせるネジの外れたキャラクターの予感がありますが、「かわいいの表現が独特だね……」と冷静に一度ツッコミを入れるあたりはプリチャンらしいなと思いました。個人的には敬語キャラなのがツボですね。茜屋さんの声もどこかとぼけた雰囲気をまとっていて、らぁらを思い出しながらもまた違った良さがありました。
 一方のすず。少ない口数にキリッとした顔つきと、「クール」というワードから浮かぶイメージにピッタリのクールキャラでした。登場時のファッションは若干りずむちゃんを思い出したりも。
 そして自分の中ではすでに「まりあ先輩」呼びが定着しつつあるように、それぞれのキャラクターもさることながら2人の関係性にも魅力を感じる登場でした。なんといっても先輩後輩……「ふわふわ系半電波の先輩」と「ツッコミ型有能後輩」のオーラを感じます!塩梅にもよりますが振り回し振り回される関係性は基本的に好きなので、この2人はじっくり見守りたいところです。

 と、新キャラ勢を顔見せから上手く印象付けた新シーズン1話でしたが、同時に1期キャラの出番がどうなっていくかも気になります。キラッツはもちろん続投、それどころかアイランジュと戦って自信がついたのか正統派主人公感マシマシでお送りという感じですが、メルティックはシーズン1最終回を受けて一時退場中です。とはいえ、OPでも数カットながら確かな存在感を残し、放送後には新コーデの2期ビジュアルも発表となったので思ったより早めの帰還が期待できそう。2クール目中頃までには戻ってくるかなと思います。
 どうなるのか最も読めないのがアイランジュ。アンジュさんは引退を撤回しプリチャンアイドルを続けていますが、今なおソロでの実力は作中トップでしょうから、同じ土俵に上げてしまうとジュエルアイドル待ったなしな気がします。かといってサッパリ出番がなくなるというのも不自然ですし、何より私自身もまだまだアンジュさんたちのライブは見たい。今回残念ながら出番がありませんでしたが、早めに登場して立ち位置を明確にしてほしいところです。

 総括して、新シーズンの始まりらしく新要素を一気に説明した導入回、という印象でした。2年目以降というのはどうしても当初予定にないキャラを追加して盛り上げていく必要があるのでどんな作品でも視点がブレたり取っ散らかる不安があるかなと思うのですが、ディアクラウン組もだいあも自分の中でスッと受け入れられたのは見事。
 その中でエピソード自体を楽しく仕上げているのは監督自ら(連名で)コンテを切っているのが大きいように思います。脚本は新規参加ライターである涼村千夏さんでしたが、ひとまずは続投キャラについても大きな違和感もなく描かれていたんじゃないでしょうか。おそらく今後も参加されると思いますし、涼村さんの回にも特色が見えてくると面白そうです。

 そして最後になりますが、新主題歌は曲もさることながら映像が素晴らしくいいですね。特にEDの一枚絵はどれもこれも超えもい。特にまりあとすずの花畑イラストは一枚の中に見事に関係性が詰まっているようでとてもいいなと。春(メカクレちゃん)・夏(まりすず)・夏(だいあ)・夏(キラッツ)なのはバランス悪い気がしますが、ダンス募集も合わせて考えると2クールは今のまま使うということでしょうか。そのころにはメルティックも帰ってきていると踏んでいるので、欲を言えばさらなるリニューアルが加わるととっても嬉しいです。

 次回はまりあ先輩の初メイン回。すでにぶっ飛びキャラの片鱗が見え隠れしていますが、兵頭さんのツイートにも過去最高のテンションとあります。シナリオ担当はプリチャンいちの暴れ馬(?)・福田裕子さんとのことで今から楽しみなような恐ろしいような気持ちですが(笑)、ワクワクしながら待機したいと思います。