しちさん21 (hatena)

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【アニメ感想】『キラッとプリ☆チャン』第56話「まりあが宣言!かわいいは世界を救うんだもん!」

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 「かわいい」の伝道師、金森まりあのインパクトは未だ衰えず。愉快な家族も登場して再びのかわいい旋風を巻き起こしていきました。

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 いわゆる「お当番回」のターンに突入したプリチャン、今回の担当はまりあ先輩。そして、キラッツからはえもちゃんがセットで登場しました。シリーズ構成・兵頭さんの先行ツイートにもありましたが、プリチャンは家族のエピソードも豊富。今週は金森家の面々が初登場となりました……が……この人たちもインパクトすごいな!一家揃って「かわいい」に染まった思想で、近づくと監禁洗脳されることがわかったのでこわい。まりあ先輩の人格形成に多大な影響を与えているのがよくわかります。
 ビジュアルに目を向けると、お母さんはえもパパやエリちゃん路線のかんたんデザインでお父さんは青葉ケンザブロウさんタイプのマッチョマン、というかフレディ・マーキュリーですね。あまりにも濃い(笑)。キャストはプリティーシリーズゆかりの役者さん。『ディアマイフューチャー』ソミン役ほかの三宅麻理恵さんがまりあママを、『オーロラドリーム』龍太郎(りずむパパ)や『レインボーライブ』森園正(わかなパパ……という呼称は正に関してはピンとこない気がする)のお父さん声優(?)乃村健次さんがまりあパパを演じられました。特別何かしらの文脈が乗るということはありませんが、シリーズ通してのファンとしてはやはりこういったキャスティングは嬉しいところです。

 さて、金森家はわずかな登場で大きなインパクトを残していきましたが、今回のメインとなるゲストキャラは「第九原ゆかり」ちゃん。苗字が設定されている点、しかもそれが妙に印象的かつ数字が入っているということでデザイナーズ10と関係が?とも思いましたが、特にそういう話題は出ませんでしたね。今後拾われる可能性も無きにしも非ずではありますが、両親まで出ちゃってると本当に関係ないのかも。単純にピアノ→第九の連想ゲームだったのかもしれません。そもそも現状では運営関連のシーンや説明はだいあがまるっと担当していますし、カレンさんたちやあいらも出番がないのでデザイナーズ10の立場は見えてこない部分があります。この辺はまたスペシャル大会の時期までお預けですかね。

 話の軸となったのはまりあ先輩とえも、それにゆかりちゃんを交えての特別配信番組。ピアノコンクールを抜け出してしまったゆかりちゃんを、かわいい散歩を行いながら会場へと連れて行きました。
 配信中のまりあ先輩は一貫してゆかりちゃんに寄り添う形だったのがとても彼女らしかったと思います。シルクちゃんのくだりに顕著ですが、彼女は一瞬戸惑うものに対してもしっかりと「かわいい」を見つけ出すのが素敵なところ。相手を肯定するやさしさが感じられるので、「かわいいによる世界平和」という夢も一定の説得力を得ていたのではないでしょうか。
 そんな番組を経て、ゆかりちゃんはピアノコンクールへと一歩踏み出しました。悩める少女を励ます話は定番ながらやはり良いなあ……。個人的にはコンクールでの演奏がかなりガチだったのがツボ。プリチャンらしい良いセンスだったと思います。

 というわけで、プリチャン56話。ゲストキャラのエピソードを通してまりあ先輩の掘り下げおよびえもちゃんとの個人的な交流を追加した良回でした。当番回まわしを何度か行えるのも長期作品の強みだと思いますので、今後もいろんな組み合わせの話を見てみたいですね。


【次回予告】


 次回は新キャラ3人組最後のひとり、黒川すずちゃんがいよいよメインに。ここまで少しずつ「ダンスガチ勢」「かわいいは苦手」「まりあ先輩は苦手(?)」などのキャラを見せてきた彼女ですが、特にまりあ先輩との関係などはどういう経緯なのか気になるところ。だいあまりあと強烈なキャラが続きましたが、果たして彼女はそれに続くのか、はたまた一服の清涼剤となるのか(笑)。来週も楽しみにしています。