しちさん21 (hatena)

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【アニメ感想】『キラッとプリ☆チャン』第59話「絵本がいっぱい!おしゃれブックカフェはじめました だもん!」【プリチャン感想】

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 前回に引き続きりんかちゃんをフィーチャーしてジュエルコーデを覚醒しつつ、キラッツの配信によってお店を盛り上げるというどこか原点回帰の趣もあった59話。虹ノ咲さんとの関係構築も丁寧なエピソードでした……一人ハラハラする関係を築いている人もいますが(笑)。

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 1日店長をこなしたりんかお姉さんはすっかりプリズムストーンの人気者に。きなこちゃんとあいすちゃんを筆頭に、多くのお客さんに囲まれていました。きなこあいすの2人は立ち位置やキャスト的に1期のおしゃまトリックスを思い出すところがありますが、彼女たちの登場時期に比べると各話での顔見せ度合いは控えめな印象ですね。このまま準レギュラーで落ち着くのか、はたまたどこかでメインキャラまで昇格するのか。1年の中ではまだ新キャラが必要なポイントもあると思いますが、果たしてどこから引っ張ってくるのか気になるところです。

 一方、我らがめが姉ぇも無事に仕事復帰。宣伝中に出会った書店員、和子さん・成子さんと意気投合します。このお2人もなかなか愉快なキャラクターで……淡々とした無表情芝居をやらせたら新井里美さんの右に出る人はいませんね(笑)。しかし、両名とも新井さんだったとは!

 というわけで、今回のお話は客足の少なくなった書店の宣伝配信となりました。実際、街の書店ってどんどん減ってると聞きますね。電子書籍と通販サイトが台頭する中、なかなか厳しい状況に立たされているのだと思います。劇中でも言及されていましたが、「時代の流れ」というやつでしょうか。それこそメインターゲット層にはあまり馴染みが無いのかもしれません。
 そんな時代の中で「魅力ある書店」を描くためか、お店のディティールはやたら凝っていたように思います。あんどーなつ……もとい、アンティークな雰囲気で店内で読書もできるというのは確かに話題になれば人気も出そう。PR企画として描かれた読み聞かせや店内カフェ、サイン会なども実際に魅力的だったのではないでしょうか。お話の流れとは若干外れたところですが、白雪姫のドタバタ感も良かったです。個人的にお気に入りなのはキラッCHU&シルクちゃんと一体化して転がるえもちゃん。なんだその扱いは(笑)。

 そして、これらの企画を考案したのは主に虹ノ咲さん。今週はりんか(を中心にしたキラッツの面々)との絡みの中で、虹ノ咲さん自身のキャラクターがさらに深掘りされたエピソードだったように思います。静かな書店を普段から愛用しているのも、その書店を盛り上げるためのアイデアを楽しげに話すのも、非常に「それっぽい」描写でした。配信出演を持ちかけられて逃げ出してしまう一幕もありましたが、虹ノ咲さんまわりは本当に一年かけてじっくりやっていく意志が見えるので、こうして少しずつ声をかけていくことが終盤に活きてくるんじゃないかと思います。今週のラストで本を探す女の子たちに話しかけたように、2期の裏主人公として少しずつ成長していく姿を見守りたいですね。
 そして、なんといっても目が離せないのはえもちゃんとの相性の悪さ。以前から微妙に苦手にしていそうな描写はありましたが、こう続くと明らかに意図的にやっているとわかりますね。というか、虹ノ咲さんの陰キャっぷり同様に萌黄さんの陰キャから見た陽キャ」っぷりの描き方がやたらと上手すぎる(笑)。書店で大声出してるとか、やたらグイグイ迫ってきて圧を感じるとか、悲しいかな、感覚的にわかってしまう気がします。
 とはいえ、敢えてこうした関係性に踏み込むあたり、こちらも恐らく今後のドラマに活きてくることでしょう。マイナスポイントが目立ってはいますが、転んだ虹ノ咲さんに最初に駆け寄ったのもまたえもちゃんでした。彼女たちが適切な距離感を掴んでお話できる日がいつか来ることを願うばかりです。


【次回予告】

 次回は夏の新商品・デザインパレットにまつわるエピソードとのこと。兵頭さんのツイートによれば「重要回かも?」との予告もありますし、恐らくはみらいの進路まわりに関するお話になるんじゃないかなと予想。
 個人的にはデザインパレットの出所が七星あいらさんということで、アイランジュやデザイナーズ10の近況が多少でも知れたらいいなあという思いがあります。シーズン2も次回で9話目、やるのであればそろそろスペシャル大会が入ってもおかしくない時期ですし、1期キャラたちの顔も久し振りに見てみたいですね。……という話でいえばやはり最も気になるのは「あの3人」ですが……これについてはまた来週!