しちさん21 (hatena)

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【アニメ感想】『キラッとプリ☆チャン』第70話「夏のだいあフェス！ヒットパレードで熱いんだもん！」【プリチャン感想】

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　解禁情報があるとここの枕の文が書きやすい……（笑）。というわけで、1stシーズンのミュージックコレクションに続いて2ndシーズンの楽曲もようやくながら発売決定。みらいりんかめるをかっ飛ばしてリングマリィからなのが気になるところですが……？ひとまずは詳細待ちですかね。

　今週のエピソードは、そんな2期の楽曲をふんだんに使っただいあフェス回。ライブ大会回は楽曲が増える分どうしても総集編的な側面が出てしまい、「まるで劇場版みたいだあ」なんて皮肉のひとつも言いたくなるときもあるのですが（どっちかというと劇場版の出来に不満がある）、今回に関しては2ndシーズンの大ネタである虹ノ咲さんの掘り下げを進めた重要エピソードとなりました。

＊　＊　＊

　2期イチの縦軸として注目されていた、バーチャルアイドル「だいあ」ちゃんと「虹ノ咲だいあ」さんの関係性。「虹ノ咲さんがバーチャルアイドルだいあちゃんを演じている」「だいあちゃんは虹ノ咲さんが組み上げたAI」あたりが有力説だったかと思いますが、今回を見るに方向性としては後者が近そうです。というわけで、キラッCHUマスコットの伏線もめでたくここに活きてくるわけだっCHUね。バーチャルだいあのサイズ感（物理的に）や距離感（心理的に）はとても可愛らしく、また独立した人格であると描かれたことで、彼女自体を1人の新キャラとして捉えられるようにもなったと思います。特に、虹ノ咲さんとの関係性はこれからまさに「だい・ちゅう・も〜く！」なポイント。
　今回明確に示されたのは「バーチャルだいあと虹ノ咲だいあは別人格」という部分であり、具体的にだいあがどういった存在なのか、なぜ彼女たちがあのような活動をしているか……などは謎のままですが、この辺りは今後の展開で徐々に明かされていくことでしょう。せっかくなので今後の話数ではだいあとだいあの会話を定期的に描いてくれると嬉しいですね。伏線も張っていけると思いますし、やりとり自体もかわいくなりそう。

　そして、新たにフラグが立ったのは「虹ノ咲さんのデビュー」展開。次々に登場するジュエルアイドル達を見ていた虹ノ咲さんは、「自分には無理」としながらもアイドルへの憧れを口にしていました。みらいへの感情の大きさ・重さが注目されがちな彼女ですが、メルティック帰還回や今回を見ると基本的には「アイドルが好きな女の子」なのかなあという気もしますね。
　引っ込み思案な少年少女が殻を破って自己発信をする、というのは王道の展開ですし、ジュエルアイドルの枠も余ってるのでだいあがデビューする展開自体は安定の話運び。一方で、今回を受けてわからなくなるのは「どちらのだいあがデビューするのか？」という部分。両者が同一人格なのであれば「虹ノ咲さんがバーチャルだいあとしての自己表現を確立する」方向に持っていけると思うのですが、別人格となると話は変わってきそう。具体的な点で言うと、「虹ノ咲さんのアイドルCGが用意されるのかどうか」が気になるところです。単純に、バーチャルだいあがいる中で新たにCGを用意するか？というのもそうですし、細かいところだと本編中の虹ノ咲さんは頑なに制服しか着ないので、他の衣装があまりイメージできないんですよね。EDよろしくもっと色々着てくれてもいいのよ……今週部屋に掛かってた私服？も着てくれてもいいのよ……。
　兎にも角にも、これで今年度終盤の展開の方向性はほぼ決まったかなという気がします。新キャラが紆余曲折を経てアイドルデビュー、というのは過去シリーズでもよくあった展開ですが、1年をかけてとなると初の挑戦でしょうか？1話1話の独立性というのがプリチャン最大の魅力でもあるのですが、ここに関しては大きな山場として今後盛り上げていってくれることに期待しています。

【次回予告】

　次回はえもちゃん回。まりあと合わせての56話、メルティックと合わせての61話とこれまでもなんだかんだでフィーチャーされてきたえもちゃんですが、次回はいよいよ満を持しての単独メイン回でしょうか？あらすじ的には「将来の夢」に関する話が展開されそうで、いよいよえもにもターニングポイントが訪れるのかもしれません。久々登場の一（にのまえ）るいちゃん、そしてえもとは意外な組み合わせとなる幸瀬店長も楽しみな点です。
　一方で、筐体側スケジュールを鑑みるにジュエルチャンスとはいかなさそうなのが切ない……と思っていたのですが、今週新曲フラグが立っていたので、ひょっとするとひょっとするかも？それはそれでシナリオにひと工夫必要になる気がしますが、期待しすぎない程度には期待したいですね。