しちさん21 (hatena)

アニメや特撮系を中心に、楽曲・映画・イベントなどの感想を書きます。

【仮面ライダーセイバー関連書籍】文藝春秋2020年10月号



 「剣と本と仮面ライダーというタイトルで、東映プロデューサー・高橋一浩氏のコラムが掲載。
 内容は情報解禁時~放送開始前に仮面ライダーWEBに掲載されていたプロデューサー挨拶に近く(そういえばあのポップアップは今見られるのだろうか?)、主としてモチーフ選定にあたっての高橋氏自身の想いが綴られたものでした。

 あくまでも軽いコラムですし今後の展開等に直接かかわるようなものではないですが、あえて言うならば「同族争い」「親殺し」という仮面ライダーの基盤に改めて触れているのは興味を引くところ。『セイバー』はカリバーの裏切りや過去より続く戦争などにそうした精神性を残す一方で、「神山飛羽真/仮面ライダーセイバー」という存在に関しては今のところ後ろ暗さのようなものを見せないつくりに思えます(念のためですが、これらはコラム中で触れられていたわけではなく私個人の見解です)。「面白さ」とは少し別のベクトルの話になりますが、「仮面ライダーらしさ」という観点からの注目ポイントとして、いまいちど頭の片隅に置いておきたいですね。