ちなみに、今年からはアニソン縛りを外して選曲していきます。引き続きアニメ関連楽曲は多めですけどね。
選曲は以下の通りです。
- 夢をのぞいたら/THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS!! (本田未央、北条加蓮、夢見りあむ、遊佐こずえ、佐城雪美、一ノ瀬志希、鷺沢文香、佐久間まゆ、ナターリア)
- 愛がゆえゆえ/大槻ケンヂとめぐろ川たんていじむしょ
- 23時の春雷少女/鬼頭明里
- 君は君だ/桜 美聡 (CV:白花恋香) / 五条 咲 (CV:たけだまりこ) / 白川琴音 (CV:澤田真里愛) / 戸田有理 (CV:鳴海夏音)
- タイムトラベル/Sexy Zone
- Love Triangle/DiverDiva
- One of them/滝川みう (CV:西條 和)
- Brand New Girls/ブランニュー☆ガールズ (cv.林 鼓子、厚木那奈美、森嶋優花)
- それでもともに歩いていく/ペコリーヌ(CV:M・A・O)、コッコロ(CV:伊藤美来)、キャル(CV:立花理香)
- ルンに花咲く恋もある/ワルキューレ
夢をのぞいたら/THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS!! (本田未央、北条加蓮、夢見りあむ、遊佐こずえ、佐城雪美、一ノ瀬志希、鷺沢文香、佐久間まゆ、ナターリア)
作詞・作曲:佐伯youthK/編曲:睦月周平まずは年始にリピートしていたこの1曲。なんといっても特徴的なのはそのリズム感ですね。「自分らしく・嬉しく」と韻を踏んだ歌詞から始まり、全編に渡って言葉選びとメロディへの当てはめ方が非常に特徴的。一度聴いたら離れない、耳に残る楽曲です。
作詞・作曲を担当した佐伯youthKさんは自身も「佐伯ユウスケ」名義でシンガーソングライターとして活動する傍ら楽曲提供も多く、私の守備範囲だと入野自由さんや井口裕香さんのアーティスト活動にも多くの楽曲を提供されています。このリズム感と言葉選びはそれらの提供楽曲にも共通しており、名前を見ると楽しみになるクリエイターの一人。現在放送中のアニメ『遊☆戯☆王SEVENS』では自身の歌うOPとキャラクター歌唱のEDとの両方で作詞・作曲・編曲を担当。こちらはリリースが未定なので今回の10選には入れていませんが、合わせてオススメしたい楽曲です。
愛がゆえゆえ/大槻ケンヂとめぐろ川たんていじむしょ
作詞:大槻ケンヂ/作曲:NARASAKI/編曲:特撮共に久米田康治先生の漫画を原作とするアニメ『さよなら絶望先生』と『かくしごと』のコラボ曲として、『絶望』の頃に主題歌を担当していた大槻ケンヂ×メイン女性キャストのプロジェクトが2020年に再臨。c/wでは当時そのままの「大槻ケンヂと絶望少女達」による新曲もありますが、今回は『かくしごと』キャストとの新曲をセレクト。
良い意味で淡々とした女性ヴォーカルとその中でひときわ映えるオーケンの色気溢れる歌声、美しいピアノとロックなギターサウンドのコントラスト、サビの開放感。どれをとっても『絶望』主題歌群の衝撃を思い出させるような楽曲でした。特にサビは初めて聴いたときに鳥肌が立つほどの感動がありましたね……。
ちなみにこちらの発売に合わせて『絶望』関連の楽曲もサブスクリプション解禁となっておりますので、是非合わせて楽しんでいただきたいところ。伝説の名盤『かくれんぼか 鬼ごっこよ』(Spotify)をぜひ体験してみてください。
23時の春雷少女/鬼頭明里
作詞・作曲:田淵智也/編曲:やしきん・成田ハネダ (パスピエ)いわゆる楽曲派オタクの間でも話題の曲、というか話題のアルバムから1曲。田淵智也×やしきんの時点で既に横綱相撲と言えるほどの安定感安心感がありますが、今回はそこにロックバンド・パスピエの成田ハネダさんが共同編曲者として参加。シンセサウンドの存在感がこれでもかと増しまくっており、また新たな魅力を持った楽曲が誕生したのではないかと思います。もちろん、こうしたトラックメイキングの中でど真ん中にドンと佇むように堂々とした鬼頭さんのヴォーカルも素晴らしい!
パスピエは邦ロックファンホイホイアニメこと『境界のRINNE』で2曲タイアップがありましたが、今後もアニメ・声優界隈で名前を見かけられるようになると嬉しいですね。そのあたりは近年ますますプロデューサーとしても存在感を増している田淵さんの暗躍に期待。
君は君だ/桜 美聡 (CV:白花恋香) / 五条 咲 (CV:たけだまりこ) / 白川琴音 (CV:澤田真里愛) / 戸田有理 (CV:鳴海夏音)
作詞:zopp/作曲・編曲:前口 渉声優育成ゲーム『BATON=RELAY』内の劇中アニメ、『Calt Quartet』の主題歌。劇中アニメ主題歌はいずれもそのジャンルに合わせた楽曲が用意されていますが、こちらはいわゆる「デスゲーム作品」の主題歌に相当。同時にバトンリレー自体のメインシナリオにおいて第1章の締めくくりで使用される楽曲でもあり、緊迫感・クライマックス感を強く感じさせる曲調になっています。
ギターとストリングスを主体としたサウンド、疾走感のあるメロディはまさに「アニソン」の王道、ど真ん中ストレートという印象。初公開から一発で大好きになりました。
ちなみにバトンリレーは楽曲制作を『神のみぞ知るセカイ』『ハヤテのごとく!』などで知られるディレクター・甲克裕さんが担当されるということで、氏の手がけられるコンテンツのファンとしては非常に楽しみな作品。この曲以外にも好きな曲は多く、今後の展開にも期待……したかったですね……(※)
※……
【公式】BATON=RELAY(バトン=リレー)📀6/17 CD発売!@baton_relay【重要】ゲームアプリ サービス終了のお知らせ
2020/06/30 15:00:00
突然の告知になり、申し訳ございません。
誠に勝手ながら、ゲームアプリ『BATON=RELAY』は【7/30 15:00】をもってサービス終了することとなりました。
▼詳細は公式W… https://t.co/LkL1OjU6Z3
タイムトラベル/Sexy Zone
作詞:HIKARI/作曲:Victor Sagfors / HIKARI/編曲:CHOKKAKU(リンク先試聴あり)
家族の影響もあり、昨年ごろからすこーしずつ浸かり始めているジャニーズ沼。上半期に自分が聴いた中で頭一つ抜けて好きだったアルバムがSexy Zoneの『POP×STEP!?』でした。というわけで、その中から1曲を選曲。
ジャニーズ曲には欠かせない名アレンジャーの一人・CHOKKAKU先生の編曲によるファンクなトラックもさることながら、この楽曲の聴きどころは何と言ってもサビ。まるっとファルセットという挑戦的な選択には楽曲の方向性と歌唱に対する確かな自信が感じられます。名前通りのSexyな雰囲気をまとった名曲。
Love Triangle/DiverDiva
作詞:Ayaka Miyake、栗原 暁 (Jazzin'park)/作曲:久保田真悟 (Jazzin'park)、栗原 暁 (Jazzin'park)/編曲:久保田真悟 (Jazzin'park)2次元アイドルコンテンツの2大巨頭・ラブライブ!シリーズの次世代勢力、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会。私は年始のラブライブ!フェス以降に追い始めたのですが、今年リリースされたユニットシングル3枚の中でも特にお気に入りだったのがこちらです。「Love Triangle」=「愛の三角形」というタイトルは若干気恥ずかしいほど直球ですが、夜空に浮かぶ星にどうにもならない恋心を重ねる歌詞はとてもいじらしく、可愛らしい。曲の方に耳を傾けても、ややミニマル寄りなA~Bから、溢れる気持ちを吐露するように一気に歌い上げるサビの流れが聴いていて非常に気持ちが良いです。
One of them/滝川みう (CV:西條 和)
作詞:秋元 康/作曲・編曲:ヤナガワタカオTVアニメ『22/7』第3話のEDテーマ。ナナニジでキャラソン展開をすること自体が意外だったので放送当時はだいぶ驚きましたが、この滝川EDはキャラソンであっても全体曲同様、反骨精神が思い切り感じられる曲なのがナナニジらしい(あるいは秋元康らしい?)なあと。センターポジションを務めるだけあり、やはりグループの精神性を体現しているように感じます。
滝川みう、ひいては西條和さんというのは不思議な人で、知れば知るほど引き込まれていく魅力……いや、「引力」とでも表現したくなるようなカリスマ性を持っている人なんですよね。それは歌声についても同様で、技術的に飛びぬけて上手いわけではないながらも不思議と聴き入ってしまいます。素人なりに敢えて分析するならば、声質としてブレスを多めに含んでいるのを特長として上手く活かしているのかなと。
また、アニメ終了後にリリースされたリズムゲーム『22/7 音楽の時間』でもカバー曲という形でソロ曲が増えてきているのですが、<物語>シリーズコラボイベントで実装された『staple stable』のカバーがこれまた素晴らしい。こちらも音源としてリリースしていただけると嬉しいですね。
Brand New Girls/ブランニュー☆ガールズ (cv.林 鼓子、厚木那奈美、森嶋優花)
作詞・作曲・編曲:栗原 暁 (Jazzin'park)、前田 佑『キラッとプリ☆チャン』2ndシーズンの後期エンディングテーマとして昨年10月よりオンエアされていた楽曲ですが、プリティーシリーズ特有ののんびりリリースにより上半期もギリギリの時期にようやくフルが公開となりました。やや脱線ですが、このリリースペースはなんとかならんものか……
気を取り直して、楽曲について。優しくもオシャレなサウンドが「日曜の朝」という放送時間に非常にマッチしており、聴くだけでお手軽に休日を終わらせることができる1曲です(?)。大人に向けてちょっと背伸びをするような少女らしいヴォーカルも素晴らしい。サビの桃山(みらい。cv林鼓子さん)のロングトーンが非常に伸びやかで気持ち良いのですが、フルサイズではさらにメンバーが変わったり重なったりしながら何度もリフレイン。聴きごたえもバッチリのボリューム感でした。
それでもともに歩いていく/ペコリーヌ(CV:M・A・O)、コッコロ(CV:伊藤美来)、キャル(CV:立花理香)
作詞・作曲・編曲:佐藤良成アニメ『プリンセスコネクト!Re:Dive』のエンディングテーマ。フォークデュオ・ハンバートハンバートの佐藤良成さんが楽曲提供をしています。女性声優のユニゾンによる優しい歌声とアコースティックサウンドとの掛け算の効果はすさまじく、素晴らしいヒーリング効果が得られる1曲。それと同時に1日が終わっていくような、もの悲しい雰囲気も感じられ、アニメのエンディングにもぴったりでした。アニメサイズは90秒にギリギリ収めた感があるので、試聴で気に入った方はぜひフルでも聴いてほしいところ。各キャラのソロバージョンもあるので、聴き比べるのも面白いと思います(ちなみに私はキャルちゃんソロがお気に入り)。
ルンに花咲く恋もある/ワルキューレ
作詞:西 直紀/作曲・編曲:コモリタミノル(リンク先試聴あり)
2年ぶりのリリースとなるシングル『未来はオンナのためにある』を持って活動5年目に突入したワルキューレ。こちらはそのシングルのc/wです。イントロのギターカッティングからして非常にノリが良い曲で全編お気に入りなのですが、特に好きなのはサビ。「BAN BAN BA BA BA BAN」という勢いあるフレーズの繰り返しが印象的ながら、「せ~かいの果て」「育み咲かせま~~しょう」というようにところどころで言葉数をスッと減らすことにより生まれている独特の浮遊感がたまらないですね。聴いているだけでジェットコースターに乗っているかのような気分が味わえます。「BAN BAN BA BA BA BAN ルンピカ!」のリフレインでフェードアウトしていくのも余韻が感じられてとても良い。マクロスΔ自体は未見ですが、こうした曲がエンドロールで流れてきたら気持ちいいだろうなあ、なんて思っています。
総括
以上、上半期10選でした。サブスク配信のあるものをまとめたプレイリストはこちら……って、半分(5曲)しかないですけど。冒頭でも書きましたが、今回はあくまで暫定選曲なので年末の10選はまた様変わりしてるかもしれないです。上半期の曲でもまだ掘れていない曲もたくさんあると思いますしね。私も無数に存在する良い曲との出会いを引き続き楽しみにしていますし、この記事があなたにとってそうした出会いの一助になりましたら幸いでございます。
せっかくなので、最後に下半期の期待作を1曲貼って終わりにしたいと思います。それでは、年末にまたお目にかかれましたら。お読みくださりありがとうございました。