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大方の予想通り、ライブ総集編交じりのエピソード。と同時に2クール目のクライマックスに向けたトスも上がった回だったのですが……うーん、持っていき方としてはやや不満。
#22 『緊急特番ご覧アーレイ！』
脚本：天真みちる、絵コンテ・演出：米田光宏シリーズお馴染み、プリマジ的には#10以来の半総集編回。今回は音楽番組のテイで進む形式でした。エキシビションに向けた緊急特番という名目ですが……#19も休日回だったのでちょっと展開が被ったように見えてしまったのは残念。というより、終盤になって振り返るとやっぱり合宿編長かったのでは？という思いはあります。どうしてもシチュエーションの幅が狭まってしまうんですよね。個人的な好みもありますが、1クール目の盛り上がりからトーンダウンしてしまったのが惜しい。もちろん、ここから〆の数話で盛り上げてほしいですけどね！
ライブ映像の前フリは「それぞれが印象的（いんしょうてき）だったプリマジを発表（はっぴょう）していく」形式。ふりがなの無い台本で困ってしまうみゃむを筆頭に、テレビクルーとして（贔屓をしつつ）働くマナマナ達がなかなかかわいかったです。推薦があったのはひな⇔あまね、れもん⇔まつりの組み合わせ。先輩コンビは既に固定カップリング感がありますね。まつれもに関しては「コミュニケーション苦手な年上と人懐っこい年下」の組み合わせが個人的にツボなので、推してくれると嬉しい。互いにリスペクトを感じるコンビです。そして、必然的に一人余るのが僕らのみるきさん。流れが見えてきた段階で大丈夫か？とは思ったものの、本人が全く意に介さず自信満々に自薦できるのはみるきというキャラの美味しさですね。コーデ的にも1人だけまだプリマジチェックなので、文字通り「まだ変身を残している」状態なのも再確認。いよいよ筐体の方にも登場するようなので、近いうちの見せ場に期待しています。
さて、そんな総集編の裏で進んだストーリーは再びエキシビションのセンターについてのあれこれ。それはもう曲がりくねった紆余曲折を経てみるきに落ち着いたセンターですが、ジェニファーのプリマジを目の当たりにしたみるきは戦意喪失。センター辞退の発言をしてしまいます。振り返ればひな先輩と真っ向勝負を避けていたりもしたので流れとしては納得できるかもですが、個人的な感情ではやっぱり残念だな、と思ってしまうのもまた正直な感想。ここはまあ、株が上がりすぎた弊害というか。もちろん初心者からカツアゲをしようとしていた性格クソ野郎なのは（賛辞として）忘れないようにしていたつもりなんですが、今回ばかりはひな先輩が言っていたように「お前の気持ちはその程度なのか！？」と思ってしまいました。まあ、よく言えばそれだけ合宿編でみるきのことを好きになっていたということですかね。
みるきの発言自体は飲み込めるとしても、やっぱり残念だなと思ってしまうのはその後の対ジェニファーの秘策。「5人でセンターをやろう！」という発言だけなのでまだ詳細は不明ですが、現時点では「みるきがセンター」より魅力的なものになるとは思えず……。#20ラストでセンターが決まったときのみるきの涙にもらい泣きした身としてはみるきの晴れの舞台を見たかったですし、今シリーズ初となる複数人曲（でいいんだよね？）で、主人公でないみるきがメインを張ることになればメタ的な視点でも新鮮さがあって良いなと思っていたので、ショックだったのが率直な気持ちです。繰り返しになりますが詳細はまだ不明なので、せめて5人センタープリマジがこちらをあっと驚かせてくれるようなものであることに期待するばかり。いや、そうあってくれなきゃ困るぜ！
ちょっと納得いかないところが積みあがってきて、後ろ向きになってしまった今週の感想。見終わった直後はそれなりに落ち込んでたんですが、でも思い返せば（基本的に大好きな）過去シリーズにおいてもこういう印象の回はチラホラあったなあと。喉元過ぎれば、というのはちょっと違うかもしれませんが、今後の展開でしっかり盛り上げてくれるならトータルの印象は十分良いものになり得ると思います。まずは2クール目クライマックス、残り2本が盛り上がりますように！
