しちさん21 (hatena)

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【アニメ感想】『ワッチャプリマジ!』第49話「マナマナ・マジパ・チュッピ」

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 ユーフォリアレビュー前後編、完結。今回に限らず終盤は怒涛の展開でしたが、ラストは「プリマジとは何か」「マジとは何か」という原点の問答に立ち返った形になりました。

#49 『マナマナ・マジパ・チュッピ』

脚本:土屋理敬、絵コンテ・演出:小林浩輔

 ジェニファーの絶望をきっかけとしてアポローンが暴走し、プリマジを消し去ろうとするのを止める……というのが4クール目のざっくりした筋書き。個別回を重ねる流れの中でこのあたりの印象が薄まっていたのが残念だなと思うところではあるのですが、とはいえ最後はジェニファーを救う流れです。ジェニファーの絶望はつまり、長い間大人たちの陰謀に振り回され、リューメという最大の友人を失ったことで「プリマジ」を信じられなくなってしまったということなのでしょう。だからこそ、必要なのは元々ジェニファーが持っていたプリマジへの想いを取り戻すこと。すなわち、「What's your PRIMAGI?」を問いかけること。それができるのは、たとえ辛いことがあってもプリマジのことを「マジ」で好きであり続けているまつりなんだということですよね。こういう風に整理していくと、なるほどきちんと繋がっているんだなと思うことができました。

 後半はあうるを交えた6人でのワッチャ!プリーズ!マジック!でユーフォリアレビューを締めくくり。前回のライブ祭りで使わなかったのはここで流すからだったんですね。リューメ救出を一気に流したのはなかなか力業でしたが、そこをカバーするだけの勢いを持った選曲でもあったとは思います。紆余曲折あったけど万事解決!……と思いきや、このところ魔法力の使い過ぎで体調に不安を抱えていたみゃむがついに倒れてしまうという引き。終盤いろいろ話は広がりましたが、やっぱりこの作品はまつりとみゃむの相棒関係こそが肝。果たしてみゃむはどうなるのか、そのときまつりはどうするのか。そこを上手く締めくくりに持ってきてほしいですね。