しちさん21 (hatena)

アニメや特撮系を中心に、楽曲・映画・イベントなどの感想を書きます。

ミルキィホームズ in 令和 と、 #ブシロード15周年記念ライブ

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Reborn!ミルキィホームズ


 ミルキィホームズのユニットの活動がゴールを迎えてから3年以上、むしろもうすぐ4年。当時のブログでもまたいつか会えたらいいなという気持ちを綴っていたのだけど、その日はブシロード15周年記念という形でやってきた。探偵服に身を包み、探偵帽を被ったミルキィさんはあの頃と何も変わらなくて、トロッコでワチャワチャと佐々木母さんがお茶を淹れているのを見て少し泣きそうになってしまった。どうやら、「あたりまえみたいに笑顔を見せてくれてありがとう」はこっちの台詞だったらしい。って、元からこっちというか、オペラさん側の歌詞だけど。
 コラボは別枠として、披露したのは3曲。どうしてもミルキィを特別扱いしてしまう気持ちがあるので10曲くらいくれよと思ってしまっていたけど、今回のライブはバリバリ現役の面々も概ね平等に3曲前後だったので、むしろ他の面々と変わらない扱いなのが良いことなのかもしれないなと思い直し。「正解はひとつ! じゃない!!」「ミルキィ A GO GO」「雨上がりのミライ」というド鉄板の選曲も、今フェスに出るならこうなるよね、というものだった。ここ1, 2週間ほど復習がてらミルキィのライブを見直していて、当時は本当にその場で見よう見まねしていた振りコピをもう少しちゃんと把握してから臨んだので、悔いなくやり切れたのも嬉しい。見直し自体もすごく楽しかったし、一度想い出の箱にしまいつつあったミルキィホームズのことを改めて引っ張り出してくる良い機会になった。これからも何かの折にまた会えたら嬉しいし、会えるんじゃないかな、と思っている。ライブだったりトークイベントだったりアニメだったりゲームだったりみるみるだったり、形は分からないけど、きっとどんな形であってもミルキィホームズミルキィホームズであることだろう。あ、でも次に今回みたいなフェスで歌う機会があったら、今度は両国や日野で見せたメドレー編曲のセンスを再び発揮して欲しいな。やっぱりいろんな曲も聴きたいので。これはひとつ未来の展望として残しておこう。
 ちなみに、数年ぶりのライブになったのはミルキィさんだけではない。忘れてないよ、アリスとカズミ!すっかりブシロードを代表する声優になったあいみんとあやさちゃんだけど、フェザーズになるとやっぱりかわいい後輩になる。でも、ドーム会場全体を巻き込んでコール&レスポンスで盛り上げる姿からは2人が様々な役を通して積み上げてきたキャリアを感じて、なんだか素敵だなあと思った。セイシュンビギナー!のサビがcha-chaなのも、今度こそ周知されたことだろう(?)。

 一方で、これは一概に悪いことでもないとは思うけど、やっぱり時代は流れてるんだな、と感じることもあった。かつてAKIBA'S FESTIVALなるイベントに出てきたミルキィホームズを見たとき、他所のアニメのイベントにも関わらず正解はひとつ! じゃない!!で会場をその日いちばんと言えるほどに団結させていたのがとても印象に残っている。しかし今回はその正解~のサビですら当時のミルキィ現場では見ないタイプの盛り上がり方をしている人(それ自体を悪く言いたいわけではないです、念のため……)が多くて、当たり前だけど客層が入れ替わってるのを感じた。トリがポピパだったのも最初は驚いたんだけど、今現役でブシロードの最前線にあるコンテンツは間違いなくバンドリなわけで、考えてみればそうなるよなあと。そういう部分も含めて世代は変わってるんだなと思った。
 ただ、じゃあミルキィさんはどういう扱いなんだとなると、そこには確かなリスペクトを感じた。特にキャスト陣とか、当時からのスタッフからとかは。それこそフェザーズの2人もそうだし、当時は仕事での直接の関わりがなかったであろうキャスト陣にも「あのミルキィホームズさんが!」と言う風にSNSで発信している人が多くて、まさに「レジェンド」と呼ぶべき風格を感じる。ミルキィホームズは現代的声優ユニットの先駆けとして、そのパイオニア精神が語り草になることが多いけど、そんなミルキィさんだからこそ、時代が変わってもきっと伝説が残り続けるんだろうなということが実感できた1日だった。


でも、こういうゆるさがいちばんミルキィホームズって感じがする

 せっかくならちょっとでも初見の方への導線になったらいいなと思ったので、最後にとりあえず伝説のバラエティと名高い『みるみるミルキィ』の公式配信を貼っておこう。



ブシロードライブ


 メインのお目当てはミルキィホームズだったけど、他のコンテンツも知らないわけじゃない、というかドップリではないものの半数以上は浅く知ってるコンテンツなので、全体的に楽しいイベントだった。先に述べた通り3曲程度で次のアーティストに切り替わっていくので、ライト層にも優しい構成だったと思う。疲れたけど……笑。欲を言えば、ステージ構成はもう一声頑張って欲しかったかな。バンドとDJが多数だから大変かもしれないけど、メンステ(+少し先にセンステ?)のみは後方席だとちょっと寂しい。
 具体的なところでは、アニメD4DJが良かったのと曲がひたすら良いのとでハピアラちゃんを地味に推してるので、社歌カバーの縁で今回ミルキィさんとコラボがあったのはとても嬉しい。ラス前におゆちゃんのDJタイム(ミルキィアタックありがとう!)を入れたり、最後にポピパと並んで挨拶したりと、D4をバンドリに並ぶ柱にしたいんだろうなというのも伝わってきた。ただ、どうせなら〆の曲がもっとハッキリとポピパ×ハピアラだったらなおよかった。……と思ったけど、それでミルキィ×ハピアラが無くなってたとしたら嫌だな。まあどうせたらればなのでそんなに厳密に考える必要もないかな?コラボとかはフェス(特に今回見たく自社で固めてるもの)に期待したいものの一つなので、全体的にもう少し多くても良かったかもしれない。いろいろハードルが高いのは想像に難くないけどね。
 他にも、ラブライブ!スタァライト、アサルトリリィ、令和でじこ、てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!あたりは一通りアニメを見ていたし好きだったので、どのステージも楽しく見ることができた。こうして並べると、やっぱり可愛い女の子が出てくるオリジナルアニメを製作(ないしは出資)するノウハウを持った企業だと思うし、この方針が変わらないのであれば今後もブシロードアニメを見る機会はあるだろう。ミルキィレベルでハマる作品が今後出てくるかはわからないけど、良い距離感で付き合っていけたらいいな。縁があったら、20周年でまた会いましょう。