しちさん21 (hatena)

アニメや特撮系を中心に、楽曲・映画・イベントなどの感想を書きます。

【アニメ・特撮感想】2019/01/27 ニチアサ感想〜HUGプリ最終回・ジオウ20話・ルパパト49話・プリチャン42話〜

 HUGが最終回でルパパトもクライマックス、ジオウとプリチャンは相変わらず鉄板の面白さな今週のニチアサでしたが、明日1/28(月)に迫ったミルキィホームズファイナルライブ(日本武道館にて開催、全国でのライブビューイングおよびTBSチャンネル1での開始1時間生中継あり)に気持ちを向けて行きたいので感想はざっくりとで行きたいと思います。

HUGっと!プリキュア
#49「輝く未来を抱きしめて」
 最終回ではありますが、前回までに決戦は終わっていますのでエピローグ回。ルール―たち未来組との別れと、「なりたい自分」である2030年の未来の姿が描かれました。
 先に総評みたいな形になりますが、HUGっと!プリキュアという作品、特に4クール目に関してはもうだいぶ意識が向かなかった感じがありますね。後半に行くにつれ集中力を欠きがちなのは毎年ではありますし具体的にどこがどうというのもはっきりとはわからないのですが……。個人的に勝手に抱いている感覚である、プリキュア「子供に見せるべきアニメ」感……つまるところ「いい子ちゃん」な感じと製作陣の描きたいテーマが悪い形でベストマッチしてしまったかなあという思いがあります(もちろんこれは私の主観を大いに含んだ感想ですので、HUGのメッセージそのものをどうこう言うつもりはありません)。
 とまあ、そんなスタンスで見てしまっているので真面目な部分に関してはあまり語ることはせず、純粋によかったと感じたところについてひとつだけ。「トゲパワワはなくならない」という話をとびきりバカバカしいオシマイダー誤発注のくだりで描いてくれたのはとても良かったと思います。次回作の顔見せのためかなとは思いますが、あのシーンは(元)敵もプリキュアも反応がノンキすぎて素で笑ってしまいましたし、エピローグとしての緩い感じも出ていてとても好きな下りでしたね。


#20「ファイナルアンサー?2040」
 仮面ライダークイズ編・後編。堂安親子のドラマは思ったよりはコンパクトにまとまった感じがありましたが、2話分のゲストキャラとしてはいい塩梅かなとも思いますし「正解……だと信じる」という言い回しにはグッとくるものがありました。スピンオフ第2弾はまさかの龍騎(!)ということですが、何かの機会にクイズもまた見られたら嬉しいなと思います。
 それと、20作品記念公式HPでの白倉(敬称略)のコラムによるとクイズとアナザークイズの共存に関しては主水自身が未来から来た人間であることに由来するタイムパラドックスが原因とのこと。となると、もしかするとゴースト編でタケル殿の記憶が残っているような描写だったのも同じ理由(ソウゴとともに2018⇄2015を移動していたので)だったのかな?と思ったり。このあたりの考察は個人的にはふわっとした感じのまま見進めているのでホントにふと思っただけですけどね。むしろ面白かったのは、本編中にも考察シーンがあったのにカットされてしまったらしいという記述。説明ギライ(?)な諸田監督らしさが表れていると思いました(笑)。


#49「快盗として、警察として」
 パイロットも務められた杉原監督による最終組に突入。各所でも言われていましたが、リュウソウジャーとの間に特番が挟まったことも功を奏したのかこの最終盤に至るまで番組中核スタッフがあまり抜けることなく担当できているようですね。シリーズ序盤のシーンを意識したようなカットも交えつつ、クライマックスらしく見ごたえのある画面になっていたと思います。
 さて、今更な話ではありますが本作最大の特徴は2大戦隊のVSであるということ。今回はその基本の良さを直球でお出ししてきたエピソードだったと思います。快盗である魁利に警察である圭一郎、心を通わせながらも決してひとつとなることのない2人の間で繰り広げられるドラマはことスーパー戦隊においては実に新鮮でした(もちろん過去シリーズを批判しているわけではないですし、自分が知らないだけで他にもあった可能性も十分あるとは思います)。Wレッドである伊藤さん、結木さんもまさに1年分の想いがつまったような熱演で、互いに背を向けてそれぞれの敵の元へ向かっていくシーンなんかはだいぶうるっとしながら見ていました……。
 というわけで、見事な盛り上がりを見せるクライマックス。このまま残り2話も最後まで突っ走ってほしいと思います。


#42「りんか?がりんかやってみた!?」
 前回に引き続きキラッツ家族回。今週はりんか&ユヅルのお母さん、青葉ジュンコさんが初登場しました。声を担当されるのは井上喜久子さん17歳。他のメンバーの家族たちにも負けず劣らずの大ベテラン声優さんですね。
 さて、そんなジュンコさん。見た目はりんかにそっくりですが、中身はどちらかというとユヅルに近い印象。ゆるくてお茶目でルンルンな感じですね。あらすじや予告の段階ではあれよあれよと配信に巻き込まれていく感じなのかなと思ってたのですが、実際のシナリオではむしろノリノリでキラッツを振り回していたのが面白かったです。キラキラのお姉さんやあいらさんもそうですが、プリチャンはゆかいなオバちゃんが多くてとてもいいですね……好きです。
 また、ハチャメチャな配信で視聴者(劇中的にもメタ的にも)を楽しませながらも、「お母さん」らしさをバッチリと出せる料理配信は見事なチョイス。料理、特に家庭料理って慣れてる人ほど細かいこと考えずにやりますよねたぶん。こういうさりげないところに現れる日常感がプリチャンの「地に足のついた」魅力なんだなと思います。そうした点で言うと配信のコメディオチで終わらせるのではなく、青葉家の日常のひとコマを描いて爽やかに〆るのも素晴らしかった。シーズン2で親子配信回も見られたらホントに嬉しいですね。

 そして次回は桃山家のターン!妹・ひかりちゃんと、まさかのそのクラスメイトだったおしゃまトリックスが登場です。ひかりちゃん自身も良いキャラしているので楽しみですし、おしゃまとキラッツ(みらい)というのもまた新しい組み合わせなのでどういう風に転がるのか楽しみなところ。一足早いバレンタイン回ということもあって流石に日常回はラストかな?という予感もありますが、もうこのまま最後まで日常回でもいいんだぜってくらい今週のようなノリも(以前からですが)気に入っていたりします。ともあれ、まずは来週の放送を楽しみに待ちたいですね。