しちさん21 (hatena)

アニメや特撮系を中心に、楽曲・映画・イベントなどの感想を書きます。

【アニメ感想】『キラッとプリ☆チャン』第64話「だいあフェス!いよいよカラッとはじまるんだもん!」【プリチャン感想】


 64話感想で1週遅れを取り戻す予定でしたが、失敗しましたorz
 自己満足は承知の上ですが(?)、今年1年はブログ感想を全話書くと決めているので早めに追いつきたいですね。



 2ndシーズン最初の大会エピソード。今年は「だいあフェス」という形で定期開催になるのでしょうか?スペシャル大会どこいったのという気もしますが、1期では試行錯誤をしていた大会エピソードに対して新たなアプローチをするのは悪くないと思います。いや、リアルな話をすれば筐体都合だろうとは思いますが(笑)。

* * *

 今回は大会回というのもそうですが、脚本担当がシリーズ構成の兵頭さんということもあっていろんな要素を交通整理した回だったように思います。というわけで、感想はなんとなくトピックを分けて。

【みらいの夢と勝敗の行方】
 縦軸の話を見たとき、いちばん遠くまで影響してきそうなのはやはりここでしょうか。冒頭の描写はみらいが「具体的な夢を描けていない女の子」であることを強調させるシーンでした。
 シーズン2をここまで見てきて、大きなテーマにみらいたちの夢や進路を据えているのは明確だと思います。中学2年生に進級し、デザイナーやショップ店長などの職業につながるエピソードが多く見受けられました。そんな2年目でのこの展開は、やはり終盤に向けての布石であるように感じます。1話完結を重視してるプリチャンにしては珍しく、この問題今週解決してないですしね。
 個人的にはあまり話を大きくせず、楽しいことを楽しくやっていくというのがプリチャンの魅力だと思ってはいますが、やる以上はしっかりと盛り上げて欲しい気持ちももちろんあります。特に、何度か言っている話ですがみらいがデザイナーの道を進むというのであればアンジュさんに対してエゴをぶつけに行ったこととの折り合いはつけてほしいところ。どういった形でもかまわないので、アンジュさんとみらいの1対1の対話は是非見たいと思っています。単純に私がアンジュさん好きなだけでもありますが(笑)。

 さて、そんな悩めるみらいですが、めるとの一騎打ちとなっただいあフェスでは「先攻負けフラグ」を覆しての大勝利。シナリオとしては明確にどちらかの当番回というわけでもなく、新曲新やってみた等の補正もあまり無い中でどう勝ち負けの理屈付けをするのか?というのがひとつの注目ポイントでしたが、結果から言えば特に無し……もとい、虹ノ咲さんのひいk……イチオシ故というのが適切でしょうか。
 みらいはジュエルチャンスの時もシステムの説明を挟む分シナリオでのフィーチャーはやや控えめでしたし、このタイミングで改めて当番回を行って勝利、という形にしてもなんらおかしくはなかったと思います。ですが、その中で敢えて不安要素を描きつつ、エピソード単体ではスッキリしない勝利にするあたりはやはり将来的な回収を期待しておきたいところ。そんなわけで、虹ノ咲さん関連のドラマは引き続き注目ポイントですね。


【黒川すず、デビューへ?】
 だいあフェスにてジュエルアイドルたちがぶつかり合う傍ら、ここ数話続けて丁寧に描いているのがすずの心変わり。ダンスはするけど歌は歌わない、デビューはしないというスタンスだったすずですが、めるを筆頭としたアイドルたちに感化されることでその姿勢もじわじわと揺らいできている様子です。まりあ先輩との会話のシーンの空気感のなんと素敵なことか!乙女アテンションプリーズの作曲のときにも使われたいつもの水辺でしたが、「真面目な話をするときはここ」的なイメージが定着しつつあってとても良いと思います。この数週ですずのことがかなり好きになってきたので、デビューも盛り上げていってほしいですね……と思っていたら次回早速デビュー回だったので、そのあたりについては65話感想で書こうかと。そして、その先のジュエルチャンスやユニット結成についても引き続き期待しております。


【合法店長・幸瀬なる】
 前回のラストでついに顔見せとなったディアクラウン店長・なる。同じくプリティーリズムシリーズからのスターシステム登場だった七星あいらさんは初登場から次の登場までしばらく間が空いていたので油断していましたが、今回は早速の本格登場となりました。登場自体がなかなかのサプライズだったあいらとは違い、店長の登場自体は早々に予想されていましたので勿体ぶらないのはいい判断だと思います。
 みあの「華園」、あいらの「七星」ときて、今回のなるちゃんの名字は「幸瀬(しあわせ)」。「しあわせ・なる」とはなかなかインパクトのある響きですが、文字に起こすと「彩瀬なる」から一字違いなんですね。「ハピなる」をそのまま変換したような名前でもあり、なかなか上手い命名なのではないかと。プリチャン的な注目ポイントとしては「(おそらく)デザイナーズ10ではない」というところでしょうか。店長にはデザイナーのイメージもあまりないですし、あいらと役割がかぶっても良くないのでこれでいいと思いますが、スペシャル大会もやらなさそうなのでデザイナーズの登場機会が少なくなってしまうのはやや心配?残念?な気はします。単純にキャラとして好きな人が多いのはもちろん、未登場のデザイナーたちをはじめとしてまだまだ謎の多い組織なので、これからも登場に期待しているのですが……いずれ来るであろうアンジュさん再登場の時期にはセットで出てきてくれると嬉しいですね。

 話が若干逸れましたが、気を取り直して幸瀬店長について。原典のレインボーライブでは1年間を通して「中学生店長」の肩書を背負っており、そしてプリチャンではみらいたちよりも一回り小さく小学生でも通りそうな容姿であったことからいったいいくつなんだと言われていましたが、あいら同様に「かつて人気プリチャンアイドルだった」というところから察するにおそらくは成人済み、若く見積もっても10代後半といったところでしょうか。キラッツやメルティックたち中学生組とも、その親世代ともまた少し違った世代のキャラクターが追加されるのはいいですね!元々プリズムストーンからデビューしたのでめが姉ぇとも顔見知り……というかやや恨まれているというのも好きな関係性でした。めが姉ぇがますます年齢不詳にはなりましたが(笑)。
 そして、気になるのは虹ノ咲さんとの関係。なんなら「虹ノ咲なる」である可能性も考えていたくらいですが、そこまで直球ではなかったですね。とはいえ、意味深にすれ違うカット(お互い相手のことは気づいていない?)を挟むあたり、やはり何らかのつながりはありそう。あいらの時も言いましたが私個人としては「歴代主人公」的な扱いよりも「プリチャンのメインキャラ」として作品世界に存在している方が好みなので、遠慮せずにバンバンドラマやキャラクターを盛っていってほしいなと思います。

【次回予告】
 結局今回も1週遅れの更新になってしまったので、65話については次回の感想記事で。すずのデビューエピソードとあってとても期待していましたが、実は初見の感想としては良いところもあり、悪いところもありだったかな?という印象。そのあたりも含め、詳しい感想はまた次回ですね。