しちさん21 (hatena)

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【アニメ感想】『キラッとプリ☆チャン』第78話「キラ宿大騒動!?フェニックス仮面あらわる?だもん!」【プリチャン感想】

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 新OPに新ED、新私服に新(?)キャラも登場で心機一転の後半戦スタート。フェニックス仮面、いったい何者なんだ……というには時期を逸してしまっていますが、それはさておきの78話感想です。

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 本編の前に、やはり目を引き耳を引くのは新主題歌2曲。この回からOPはRun Girls, Run!の歌う『キラリスト・ジュエリスト』に、そしてEDは実質Run Girls, Run!みらい、りんか、めるの3人が歌う『Brand New Girls』に変更となりました。OPはRGR的に鉄板の只野菜摘×MONACA(今回は広川恵一さん)タッグ、そしてEDはこれまでキラッツ楽曲2曲を担当してきたJazzin'parkチームの面々がそれぞれ楽曲制作を担当。どちらも確かなキラキラ感と同時に「少し背伸びしたような大人の落ち着き」を併せ持っていて、実に後半クールらしい名曲だと思います。
 そしてもちろん、映像にも触れないわけにはいきません。手描きダンスのOP、本編ではあまり描かれない日常の一コマを切り取ったED、どちらもコンセプトから魅力的な映像でしたが、そういった魅力をしっかりと実現するハイクオリティな作画は正直「驚愕」に近いレベル。作画に関しては2期に入ってからキャラのアップを中心にかわいらしいカットが増えている印象はありましたが、今回はさらなる作画解放。初見時は「アイドルが可愛すぎて泣く」というよくわからない感情が湧き上がってきました(笑)。

 一方の本編ですが……前2回のしっとり感は何処へやら、全編まるっとフェニックスのごとき赤に染められたエピソードでした。主役はもちろん、謎の新キャラクター・フェニックス仮面。これを書いている時点では既に81話まで放送・視聴済みであり、「いったい誰なんだ……」的茶番を挟む余地もないので言ってしまいますが、実に半年ぶりの登場となったアンジュさんのはっちゃけぶりがとても愉快。何かにつけて二つ名とともに名乗りをあげるノリがあまりにもバカバカしくて最高だったので、なんならもう何話か見たかった気すらしますね。「フェニックス仮面 三森すずこ」という白々しいクレジットも最高でした。
 そんなフェニックス仮面を追いかける立場となったのが、お馴染みキラッツメルティックリングマリィ&虹ノ咲さん。今回はメインをフェニックス仮面が持って行っている分各チームが均等に描かれていたというか、それぞれの特色がよく出ていた気がしました。というか、いつものように赤城財閥のバ金持ちパワーをフル稼働させてドタバタ劇を繰り広げるメルティックが強烈だという話でもあるんですが(笑)。必死に追いかける赤城と、いつも楽しそうなめるめるの違いなんかにも「らしさ」があったと思います。そんなメルティックがいるからこそ、周囲の応援を受けつつ庶民的に追いかけていくキラッツも際立つんですよね。
 独自のかわいいワールドを展開するリングマリィ……というか、まりあ先輩もまたいつも通りですが、今回は虹ノ咲さんもこちらにくっついているのが珍しい。2期新キャラとフェニックス仮面(=アンジュさん)はまとめての初顔合わせになりました。キラ宿が大騒ぎの中、ここだけまったりした空間が流れているのが好きで割とお気に入りのシーンです。再び名前が出てきたマー兄や、虹ノ咲さんの秘密を見抜いていそうなアンジュさんのカットも気になるところ。

 三者三様……九者九様?の追いかけっこを終え、集まった先には大量のフェニックス仮面が。ギアスかな?というのはさておき、「視聴者にはモロバレなのに作中人物はなぜかわからない」というギャグだと見せかけて最後に残ったのはガチ変装の店長という地味な二段オチがちょっとしたお気に入り。あとは最後の希望の常識人枠すずちゃんまでもがまるで見抜けていなかったのも面白かったです。

 こうして、キラ宿を賑わせたフェニックス仮面が大会の開催を宣言して……というところで次回へ引いたのが78話。いやあ、思い返しても本当にインパクトひとつで押し切った回でした。そんな彼女の正体が明かされるのは、次回79話!……ところであの仮面、正直ちょっと欲しいのでライブ物販かリアルPSで売って欲しいなと割と真面目に思ってます(笑)。ここで言って届くかと言われれば甚だ疑問ですが、ぜひご検討いただきたいですね。