しちさん21 (hatena)

アニメや特撮系を中心に、楽曲・映画・イベントなどの感想を書きます。

【アニメ感想】『ワッチャプリマジ!』第51話「みんな、いっしょにプリマジしよ!」

YouTube見逃し配信】※2022年10月17日(月)まで


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 2度のクライマックスを超えて、ついに最終回。恒例のエピローグであると同時に、ラストには大きなサプライズもありました。

#51 『みんな、いっしょにプリマジしよ!』

脚本:村山 功、絵コンテ:誌村宏明、演出:米田光宏

 前回は基本的にまつりとみゃむに絞ってのお話だったので、他の面々のエピローグは今週の最終回にて。「(大人から与えられる)ご褒美」という形なのが気になると言えば気になりますが、それぞれやりたかったことを叶える姿が描かれました。全員が各々のキャラクター、ドラマに合わせた進路を選んでいましたが、個人的にはやっぱりみるきとれもんの2人が好きでしたね。みるきについては「みるきカワイイミュージアムの建設」というのが初期設定で明記されていたので、上手くそこに着地したなと。そして、これまでにみるきと深い関係を築いてきたれもんが館長に立候補する形で絡んでくるのが、この1年間のドラマで変わっていった関係を最も強く感じられるくだりだったように思います。

 最終回なので、当然ながらCGライブも見納め。まずはジェニファーの「Believe」でした。リューメとのプリマジは視聴者的には初見ですね。サンシャインエレメンツコーデも合わせて、やり残しを無くすための選曲ですが、1話アバンで流れている点からも最終回に相応しい曲でしょう。プリマジの惜しいポイントに「リューメの人となりがわからなかった」というのがありますが、意外とカワイイ系というか、マナマナ・マジパ・チュッピがとてもキュートだったのがひとつ魅力的でしたね。
 ジェニファーの後を受けて、最後の最後を飾るのはやっぱり主人公、まつり。みゃむが(思ったよりかは)気軽に人間界側に来られてるなとは感じたものの、最後ですし細かいことは言いっこなしでいいのかもしれないですね。メインテーマ劇伴をバックに、共に過ごしてきた友達や観衆の声援を受ける流れはまさに心がワチャワチャするようなワクワク感があって、とても良かったです。1話の再演になる橙真からの応援は特に素敵ですね。ライブからそのままエンドクレジットにつながる特殊EDは意外と無かったパターンで、マジ・ワッチャパレードの曲の良さも合わさって、余韻の残る良いエンドだったと思います。

 エンディング後には魔法界の様子が描かれ、サプライズ的にチムム達マナマナの本来の姿が初披露されました。動物姿の印象を残しつつもギャップが大きい美少女たちで、とても魅力的。本来であれば2期でメインを張っていたんだろうなと思うと切ないところではありますが、彼女らのこの姿での活躍はゲームの「プリマジスタジオ」の方に期待。
 そして、みゃむの元にはご褒美を「魔法界への留学」に使ったまつりがやってきました。これもまた1話の再来、というか逆転のパターンですね。みゃむが人間界に来られないならまつりが魔法界に行けばいいじゃない、というのは確かにその通りなので、そこも含めて上手い展開だったと思います。しっかりと話は〆つつ、未来への期待……なんなら来週から2期がやれそうなくらいの期待を感じさせる、良い最終回でした。

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 プリマジ各話感想ブログも、今回をもってラストになりました。ブログ更新という趣味の視点で言うと……毎週更新のペースは全然守れておらず、中盤以降は文量が少なくなったりもしましたが、ともあれ、最初に立てた「1年間最後まで書ききる」という目標を完遂できたのは達成感がありますね。せっかくなので、いち視聴者の感想サンプルとして、今後も誰かの目に触れる機会があったらとても嬉しいなと思います。もちろん、これまで読んでいただいた方も、ありがとうございました!
 プリティーシリーズのアニメは一度終了となってしまいましたが、機会があれば今後もプリティーネタでのブログは書きたいなと思っています(それこそ、プリマジ全体の総括とかも)。それではまた、何かの機会にお目にかかれますように。